今回は、UQコミュニケーションズの通信カードを実際にセットアップしてみたい。どのような感じなのか、楽しみだ。
付属のマニュアル(大判のペラ一枚)を見ながらセットアップを行う。特に難しいところは何もなく、通信カードをどのタイミングで装着するかだけ気を付けていればよいようだ。ちなみに、セットアップを開始する時点では通信カードを装着してはいけない。指示があってから装着する。
最初に付属のCD-ROMをセットする。CD-ROMの中には実行ファイルが1個だけ入っているが、これはUQのサイトからダウンロードしてもよい。最近はCD-ROMドライブを持っていない機種も多いだろうから、CD-ROM以外の方法でセットアップできることは重要だ。
実行ファイルを実行すると、ごく普通のインストーラー画面となり、指示に従って操作指定通い。「ドライバのインストール」と出たところで、はじめて通信カードを装着する。すると、デバイスドライバのインストールが始まるので、これも指示どおりに行えば何の問題もない。最後に、タスクトレイにこのようなバルーンが出れば成功である。
ここで再起動の指示が出ているはずので、再起動する。ログオンすると、接続ユーティリティが自動で起動する。デフォルトでは、自動で起動し、自動で接続処理を行うようになっている。このあたりは、設定で変えることができる。
しかしなんたることか、「圏外」である。テレビも満足に見れない、携帯電話のアンテナも1本か2本しか立たない、電波状態の悪い地域の特性がもろに出た感じだ。まさかサービスエリア外なんてことは(横浜は横浜でも辺境だから)ないかと思い、UQのサイトでチェックしたが、エリア的には問題ないようだ。
窓際に寄れば、とりあえずはつながるようになる。電波状態は、「微弱」か「弱」。う~む、心許ない。だが、やることだけはやっておこうと、速度測定を行ってみる。
速度測定は、いつもどおりRADISHのサイトで行ってみる。結果はこんな感じだ。下りは3M~4Mほど、上りは1M出ない感じだ。つまり、公称の1/10ほどということになる。
電波状態はいまいちだし、ベストエフォートの通信サービスではこんなもんであろう。勤務先のオフィスにも持ち込んで、試してみるつもりだ。
ちなみに、WiMAXによる接続は、イーサネット接続として認識される。コマンドプロンプトでipconfigコマンドを実行すると、こんな風に表示される。
初っぱなからあまり役に立っていないような結果になってしまったが、移動先での状況など、機会があれば報告してみるつもりだ。