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市民の森巡り―三保市民の森(2)

日曜日に続いて「三保市民の森」について紹介したい。前回は、「谷道」「尾根道」をぐるっと回ってみた。これで森を一周できるのだが、森を縦断する「プロムナード」も歩いてみたいと思い、今回訪れたのである。「プロムナード」とは「さんぽ道」の意。説明によれば、「ほぼ」等高線に沿って歩くとある。ということは起伏はたいしたことはないのだな、とたかをくくっていたら甘かった。

案内標識は非常に重要。

出発は、「みほだいら」。東屋を背に、まずは「うぐいす」に向かう。プロムナード内にも、鳥の名の付いた休憩所がある。

「うぐいす」へは、まずはかなり下る。

「え?本当にこの道でいいの?」といった風景が続く。このとき、途中で現れる冒頭のような標識は重要だ。また、PDFによる地図も、プリントするなどして携帯したい。でないと、必ず迷うだろう。

「うぐいす」へとひたすら続く道。途中で道が途切れ、樹を廻るようにして進むと、また道が現れたりする。なかなかの難易度だ。

ついに現れた「うぐいす」。とりあえず、ここまで道に迷わずに済んだわけだ。

ここまで書かなかったが、休憩所には灰皿?のようなコンクリートの筒のようなものが複数設置してある。案の定、中はゴミと吸い殻でいっぱいなのだが、ゴミは持ち帰れとあちこちに掲示してあるのを見ると、何か矛盾しているような気がする。

今頃は、シダの芽?が盛んに出てきている。毛むくじゃらでもこもこなのだが、伸びるとあのように緑色の葉になる。ちょっと不思議だ。

次の休憩所「こじゅけい」に向かう。ただし、「こじゅけい」は相当離れたところにある。途中、「谷道」と「尾根道」を結ぶ道を渡りながら、「プロムナード」を進む。

ヒイラギナンテンを見つける。今の季節、いろいろなところに咲いている、黄色い花だ。

この方向で本当に大丈夫なのかな~と疑問を挟みながらも、進む。

でも、こういう標識を見つけると安心する。ここまで来ると、太陽の位置と地図だけが頼りだ。

うーん、ここも大丈夫なのかな?と思いつつ進むが、あとから振り返ればこの道も正解だったことに気付く。さんぽ道、というにはけっこうハードなコースだ。

「プロムナード」には、こんな標識がある。たまには朽ち果てていたり倒れたりしているが、安心できる。

「こじゅけい」に進む道。湿地のような感じで、渡り板があるが、それも部分的に朽ちていたりする。でも、犬の散歩などをする婦人もいたり、この先大丈夫かしら?と心配したりもする。

また道がわからなくなりそう。だが、羽化したてのカメムシ君を発見した標識に、矢印があるのを見つける。なるほど、この方向に道があるのだと再認識し、進む方向に間違いないと確信する。ありがとう、カメムシ君。

「こじゅけい」へ今一歩。

「こじゅけい」に着く。実はこの先を進むと「やまばと」付近に出るので、引き返して「天狗の踊り場」に向かう。果たして、どんな場所なのだろうか。

「天狗の踊り場」にある梅林。

確かに、小高く、開けた場所で「天狗」が「踊る」にはよいような場所だが…。しかし、ここにもコンクリート製の灰皿?があり、こともあろうに花火を突っ込まれたか、あるいは何か別のもので、爆発し砕けたようになっていた。私の考えでは、何か道具になるようなものはそもそも置いておかない、これに尽きる。わざわざここに来て理解不能なことをする輩には、何も与えないのが正解だ。

「天狗の踊り場」から「谷道」へ向かう。

ちょっと早いが、木五倍子(きぶし)の花である。すべて開けば、ブドウの房のように見事になる。

スミレの花。至るところに、スミレの花。

お疲れさまでした。

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