BitLocker周りでいろいろいじくっていたら、ハードディスクドライブ(HDD)のプロパティにこんなものがあるのを見つけたのであった。
「ディスクの書き込みキャッシュを有効にする」なぜこれのチェックが外れているのだろう?と思う。なぜなら、書き込みキャッシュを有効にすることは、パフォーマンスを向上させるための有効手段であるからだ。これが外れているのはなぜか…。ちなみに、ここでいう書き込みキャッシュとは、ハードディスク自身が備えているもので、Windowsの管理するものとは、また別である。
内蔵のハードディスクでは、たいていこのような画面が表示される。上のグレーアウトされている2つの項目は変更できない(つまり、常に「パフォーマンスのために最適化する」が有効になっている)。ちなみに外付けのUSBメモリなどでは、「クイック削除のために最適化する」になっており、「パフォーマンスのために最適化する」に変更できる。この場合、書き込みや削除などが速くなるが、「ハードウェアの安全な取り外し」を用いて外さないと、データの損失が起きる可能性がある。
というわけで、HDDでは重要な項目であるのだが、少しネット上で調べてみると、この項目はチェックしておくのが推奨らしい。では、なぜ外れているのか?チェックした場合、データの損失が起きる可能性はあるにはあるが、それは内蔵のHDDがハードウェア的におかしくなったような場合に限るようである。それならば、チェックを入れても問題あるまいということで、さっそくチェックを入れてダイアログボックスを閉じた。「再起動」のダイアログボックスが出そうなものだが、それも出ない。一応、Windowsを再起動して、パフォーマンスの違いをチェックしてみる。
う~ん、あまり変わらないようだ。ほんとうにキャッシュしているのかしらん?ということで再度HDDのプロパティを見てみると、何と「チェックが外れている」ではないか?おかしいなぁと思いつつ、ネットで情報を探ると、ありました。
要するにドライバのバグのようで、SATAのHDDでは、常にキャッシュは有効になっているとか。なんたることかと思うが、効いているならばこのまま放置しておくのが吉である。この記事で書かれているように、ドライバなどの更新は行わない方がよいだろう。
というわけで、何か知って得したような、徒労に終わったような、微妙な発見なのであった。