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晴天の日―生田緑地(1)

5月上旬の横浜地方は、土日連続で気温が上がり晴天となった。こうなったら、どこかに出掛けたいのが人情である。だが、起床が遅れたので近場でということになった。同行者の意見も聞き、「神奈川県立東高根森林公園」(神奈川県川崎市宮前区)に向かったが、駐車場の入場待ちの列に驚き、近くの「生田緑地」(神奈川県川崎市多摩区)に目的地を変更したのであった。

撮影:キヤノンEOS 40D+タムロンA20E

もういいかげんにアップしろよ、ということでの遅ればせの記事である。

看板を見るとわかるように、公園としての施設のほかに、「日本民家園」「青少年科学館」「岡本太郎美術館」が併設されている。このすべてを一度に巡るのはきついし、紹介も大変だ。なので今回は、公園部分に絞ることにした(「日本民家園」については日を変えて書いてみたいと思う)。

東口駐車場に車を入れて(ここの駐車場は有料なので混雑はたかが知れている)、中に進むと、まず聞こえてくるのがカエルの合唱である。ここには菖蒲園があるので、そこにカエルが棲みついているようだ。夫婦?と思われるカエル(種類不明)、まったく離れようとしない。たいしたものである。

ハナショウブは、黄色と紫の二種類。まだまだこれから、という感じである。

下あごを思いっきり膨らませたカエル。恋の季節だ。よく見たら右の方にもいるのを発見。

菖蒲園から進むと、「香り植物園」(だったか?)というのがある。ここには、香りの強い花木が多数植えられている。キンモクセイ、タイサンボク、ロウバイなどお馴染みの花木が多いが、それらは季節が外れていたので咲いていない。今回咲いていたのは、これだ。

ちょっと枯れかけのようにも見えるが、カラタネオガタマという。漢字で書けば、「含笑花」である。この花、バナナのような香りがして、辺り一面、バナナになる。昔懐かしい、バナナ型の砂糖菓子のようなちょっと人工的な感じもして、実に面白い。

「奥の池」の方に進むと、メタセコイアの林に入る。涼しい。ちょっと差し込む日差しが心地よい。ビーチチェアを持ち出して森林浴をする外国人もいる。

このまま、今まで行ったことのない「枡形山展望台」に進む。展望台は、枡形山という、それほど標高もないがこのあたりではもっとも高い場所、というところにある。さまざまな年代の地層が見れるのが特徴。こんな感じ。

頂上近くには、ハコネウツギが、紅白の花を咲かせている。とてもキレイだ。

枡形山展望台の入口には、「枡形門」がある。どういういわれなのかは、不明だ。

これが「枡形山展望台」。なんか中華の香りがするが、気のせいだろうか。

展望台の最上階には、こういうふうに干支をかたどったオブジェが、その方角にきちんと置かれている。ここは、巳(み)の方向。

こっちは申(さる)の方向。

山の向こうに、新宿副都心の高層ビル街が見える。

偶然見つけた、ヨコヅナサシガメ。せり出した腹の縞模様が特徴的である。

このまま、展望台を出て湿地の方へと向かう。そちらも、まだ行ったことのない場所だ。これについては回を変えてと言うことで。

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