PS3ことPlaystation 3は、ゲーム機というより、コンピュータという感じです(実際、コンピュータなのですけど)。その最たるものは拡張性で、USBコネクタを使って周辺機器を簡単に増設できます。今日は、ハードディスクの増設に挑戦してみました。
ちょうど、使っていない外付けの2.5インチHDDがありましたので、これを接続してみます。ですがここで注意。使っていなかったといっても、かつては使っていたとすれば、そのHDDはNTFSなどでフォーマットされている可能性が高いです。PS3は、NTFSのHDDを認識できません。FAT32でフォーマットしてやる必要がありますが、これが困りました。
私の使っているWindows 7では、FAT32のフォーマットができません(NTFSかexFATのみ)。他にあるWindows XPパソコンは、SP3になってしまっているので、これもexFATをサポートする替わりにFAT32は使えないようです。重ね重ね、これは困りました。
ですが世の中には、こういったニーズの間隙を縫ってくるところがあるものです。バッファロー、周辺機器メーカーが、「ディスクフォーマッター」としてフリーでソフトウェアを公開してくれています。
ドライバーダウンロード Disk Formatter | BUFFALO バッファロー
これをインストールしましょう。インストールは、ダウンロードしたEXEファイルを実行するだけなので、簡単です。
起動すると、UACに引っ掛かりますが、これはディスクをフォーマットするなどの機能を持つためで、目的のためには先に進みます。最初には、こんな画面が出ます。
通常は、これはシステムドライブなので、ここをフォーマットしたらえらいことになります。USBのHDDがきちんと認識されていれば、上のドロップダウンで、HDDを切り替えられるはずです。
上のドライブ表示が「USB~」となっていれば外付け、「IDE」となっていれば内蔵なので、よく確認しましょう。また、「ファイルシステム」が「FAT32」となっているか確認しましょう。「FAT16」「FAT12」も選べますが、大容量HDDの前には無意味です。
「フォーマット」を押せば、確認のダイアログボックスが出て、フォーマットされます。「不良クラスタのチェック」を行わなければ、非常に高速です。
これで、準備ができました。試しに、一回USBケーブルを抜き、再度差せば、USB HDDとして認識されるはずです。こうなればオーケーです。
このHDDをPS3につなげば、ビデオやミュージックなどのメニューに、このHDDが現れます。この時点では何も入っていないので、選んでも無意味ですが、すでにゲームのデモムービーなどをダウンロードしていれば、これをこのHDDにコピーして、PCなどで再生できます。
「QuickTime」で再生。MPEG-4コーデックがあれば再生できます。ただし1920×1080のHDムービーなので、画面に入りきらないし、CPUが貧弱だとスムースに再生できません。
これで、逆にPCからHDDに動画をコピーしてやれば、PS3で再生できるというものです。懸案の、DVD-VRから動画を取り込むという作業がありますので、続けてそれに挑戦してみるつもりです。