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RAID対応NASを導入する(7)―アクセス制御付きフォルダ編

今回は、共有フォルダにアクセス制限をかけるために、ユーザを登録してみます(前回はこちら)。

Web設定から「ユーザ管理」をクリックします。

初期状態では、2つのユーザ(ビルトインユーザ)が存在します。adminは管理者カウント(ユーザ)で、guestは匿名アカウント(ユーザ)です。これらのユーザは、削除することができません。

そこで、「ローカルユーザの追加」をクリックします。

ここで、「ユーザ名」と「パスワード」を入れるのですが、ここに入れるものは、接続するPCにおけるユーザ名、パスワードと同じにして下さい。でないと、共有フォルダにアクセスできません。

なお、ユーザ名、パスワードともに、長さに制限がありますので注意して下さい。ともに、20文字までです。

「設定」を押せば、ユーザが作成されます。

作成されたのが確認できますね。

では、ユーザによるアクセス制御付きのフォルダを作ってみましょう。フォルダの作成は、第4回と同じです。ただし、「アクセス制限」以下の項目で、アクセスできるユーザを指定することが異なります。

「アクセス制限機能」を「使用する」にして、アクセスを許可したいユーザ名を矢印ボタンをクリックして移動します。「読取専用」で止めれば読み出しのみできるユーザになり、「読取/書込可能」まで移動させれば読み書きできるユーザになります。

「設定」をクリックすれば、フォルダが作成されます。

「ネットワーク」からフォルダを参照してみましょう。

確かに、フォルダが存在します。今、PCにログオンしているユーザが、先ほど作成したユーザと同じであれば、そのままアクセス可能なはずです。

異なるユーザでアクセスしてみましょう。

このような、認証情報を要求するウィンドウが出てきます。ここに、作成したユーザと、そのパスワードを入れれば接続できますが、それがわからなければどうしようもありません。

これで、アクセス制限付きの共有フォルダを作成できました。ここまで来れば、LS-Q4.0TL/R5を基本的に使えるようになったでしょう。ほかにも、iTunesライブラリとして活用したり、Webアクセスで外からアクセスしたりと多才な機能を持っているようですが、それらについては思いついたときにでも、としておきましょう。

長い間お付き合いいただきありがとうございました。

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