細々と時間を見つけて開発を進めてきましたが、「新館」にようやく「写真館」を暫定オープンできました。以前にも「写真館」を作ろうという試みはあったのですが、あまりに手間がかかるので挫折してしたのです(orz)。
挫折した「写真館」は何が問題だったかというと、
写真のアップロード(登録)がとにかく面倒くさい。
これに尽きました。自前でデータベースを構築し、写真のアップロードをしていくのですが、私はブログもやっているので、手間が何重にもなるのです。何かいい方法はないかな、と思っていたのですが、そこで使い始めたのがFlickrです。
まず、Flickrに写真をアップロードする。アップロードした写真は、まずFlickr内で公開して楽しめます。Flickrには便利な「タグ」の機能がありますので、簡単なデータベースとしても活用できます。APIが公開されているのもうれしいです。
ということで、ブログの写真も、Flickr上の写真へのリンクにしてしまいました。これなら、Flickrに写真を上げてしまえば、ブログではそれを引用するだけで済みます。これで、ひとつのソースで2回楽しめる、というわけです。
これをさらに進めて、自前のWebサイトでも「写真館」として活用してしまおう、というわけです。Flickrはよくできたサイトですが、写真の見せ方はどうこうできるというものではありません。日本語がサポートされていないので、誰もが楽しめる、というわけにもいきません。そこで、Flickrの写真を活かしながら、オリジナルの「写真館」のアイデアを練りました。これなら、3回楽しめることになります。
活用すべきはFlickrのAPIで、APIを使ってFlickr側のデータを取得し、それを自前でデータベース化し、「写真館」ではデータベースからFlickr側のURLを生成し、表示させるようなものを考えました。写真本体はFlickrのものを利用し、写真を特定するだけのデータのみを手元に置こうというわけです。
さて、前振りが長くなりました。次回からは、どのような感じで「写真館」を構築したか、書いていってみましょう。