Windowsユーザが、Macに乗り換えるときに気にしなければならないことってなんでしょうか?それは、Windowsでできていたことが、Macでもできるんだろうか?そういうことでしょうか。今はネット上ですることも多くなってきたので、昔ほどPC依存、ということもなくなってきましたが、そこんとこどうなのでしょうか?
このシリーズの記事:20年来のWindowsユーザがMacBook Proに乗り換えるまでの長い道のり(1)
Webブラウザ。Mac標準というかOS X標準ではSafariですね。私はFirefoxを使っていますが、FirefoxにはOS X版がありますので、このへんは問題なさそうです。はい次!
メールソフト。実はこれが困ったもんなんです。私の愛用しているメールクライアントは、ジャストシステムのShuriken。これはWindows専用です。ではどうしたらいいでしょうか?実は、MacはWindowsも動かせるのです。Bootcampという仕組みでハードディスクを分割し、Windows用のスペースを確保してインストールできます。いわば、OS XとWindowsのデュアルブートですね。
なので、最悪でもMacでShurikenは使い続けられます。Thunderbirdを使ってもよいです。はい次!
日本語入力。私はジャストシステムのATOKユーザです。ATOKにはOS X版があります。しかも、今は月額制もあるのでいっそう使いやすいです。はい次!
Office。仕事でノートパソコンを使うことがあるので、Microsoft Officeは必須です。ですが、OS X版のOfficeもありますし、Shuikenと同様にBootcampで起動するWindowsでなんとかなりそうです。OpenOffice.orgという選択肢もありますね。
あとはなんだろう?
Visual Studio。堅気の人には無縁のこのソフト、でもMicrosoft系の開発を行う人には、必須の環境ですね。私は「新館」の開発にこれを使っています。これも、Shurikenと同じく、Windows環境で動かす、ということになりそうです。
Photoshop Elements。撮りためた写真のレタッチはこいつに任せていますが、こいつもWindows版とOS X版があるのでまったく問題ないですね。1つ購入すればWindows版とOS X版が付いてきます。
えっと、デジカメ写真の取り込み。私はCanonカメラをメインに使っているので、Canon Zoom Browserなどを使っています。これってWindows専用?確かにWindows専用ですが、OS X用には別のユーティリティがあるようです。だったら心配ないですね。
テキストエディタ。私は「秀丸エディタ」をかれこれ20年くらい使っていますので、今さら他のエディタを使う気にはなれないのですが…。OS XではJeditとかが有名ですね、アートマン21。実は、このようにシステム密着のツールになってくると、Bootcampによるデュアルブートは、けっこう難しいものになってくるのですが…(というか意味ないし)。
クラウド(ソーシャルメディア)関連。EvernoteとかDropboxとかTwitter関連は心配ないです。
どうしてもWindows用の環境を用意しなければならないとき、Bootcampを使えばスッキリなのですが、これだといったんOS Xを終了させるなど、けっこう不便です。こういうときには、仮想環境を使うとよいでしょう。
Parallels Desktopを使うと、OS Xが動いているのに、Windowsアプリケーションを動かせます。昔の仮想化は、OS Xの中にWindowsの窓が出てくるという感じでしたが、今はOS XのアプリケーションのふりをしてWindowsアプリが動くなど、高度化しています。メニューやデスクトップを共用できるなど、進化しています。パフォーマンスも上々で、Direct X9が動くなどゲーム用としても使えるようです。
となると、まったく障害はないではないですか!と楽天的に構えて6日に注文してしまいました。そのスペックはいかに!