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20年来のWindowsユーザがMacBook Proに乗り換えるまでの長い道のり(17)―iTunesデータの移行

20年来のWindowsユーザがMacBook Proを使い始める、17日目です。ここのところ仮想環境の話ばかりでしたが、少しMacに戻りましょうか。ちょっと予定を変更して、iTunesデータの移行(Windows→Mac)などやってみました。

  1. 仮想環境のインストール(Parallels Desktop 6) 
  2. 仮想環境でWindows 7を使う 
  3. iTunesデータを移行する←今ココ!
  4. 何をすっぺ?
  5. 何をすっぺ?

OS XにはiTunesが最初から入っていますから、そのあたりの心配は無用です。

Macのちょっと怖い話ですが、あるフォルダにAというフォルダがあって、そこに別のフォルダにあるAというフォルダをコピーするとしましょう。このとき、名前は競合しますが、コピー後はどのような状況になるでしょうか?

  1. コピー先のAにコピー元のAの全ファイルがコピーされて統合される。
  2. コピー先のAにあるファイルはなくなってコピー元のAのファイルだけになる。

正解は、2です。これはつまり、コピー元のAで置き換わったということですね。Windowsのように、お互いのファイルで統合されるのではなく、フォルダごと置き換えるという考え方です。

油断していると、大事なファイルを失ったり大変なことになります。Windows界に長くいた人は注意しましょう。

ところで本題です。Mac側でiTunesを起動するとフォルダ関係が初期化されますので、このまま終了します。

そして、Windows側のiTunesデータを、Mac側にコピーします。ネットワーク越しでも、CD経由でも、とにかくコピーします。

Windows側 C:¥Users¥user¥music¥iTunes
OS X側 /Users/user/music/iTunes

一部、不可視なのでコピーできない、と言われますが、そのようなファイルは無視してください。

コピーが終わったら、OS X側のiTunesフォルダを見てください。そこには、iTunes MediaフォルダとiTunes Musicフォルダがないでしょうか?Windows側で長い間iTunesを使ってきた場合には、このようにフォルダ名の不整合が起きます。

iTunes Mediaフォルダは削除し、iTunes MusicフォルダをiTunes Mediaフォルダにリネームしてください。

ここでiTunesを起動するとライブラリなどがすべて取り込まれていることが確認できます。すかさず、メニューから「環境設定」を選び、「詳細」を見てください。

表示されるフォルダが正しかったらOKです。

これで移行は終わりです。簡単です。実際には、ストアから購入したデータに関して、このMacを再認証するプロセスがたびたび訪れますが、Apple IDをその都度指定していけばOKです。

不要になったWindows側では、コンピュータの認証を解除しておきましょう。

ちなみにiPhoneなどのデバイスをつなぐと、OS X側か、仮想環境のWindows 7か、どっちでデバイスを使うか尋ねられます。賢い。

これで、OS間でのデバイスの取り合いは防げます。よく考えられていますね。

これでiTunesもデータを引き継いで普通に使えるようになりました。WindowsとMacでデータ形式が等しいからこそ可能なのですね。

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