先日、子どもの小学校の授業参観に行ってきました(今は父兄参観とは言わない)。本来の目的は、子どもの状況を見る、授業の様子を見る、ということなのでしょうが、私は教室のスミからスミまで眺めて、廊下に掲示された子供たちの作品などもスミからスミまでじっくりと見ます。
ちなみに、学校ではカメラの類は一切使用禁止なので、写真はありません。笑
廊下の窓に、子供たちの読書感想文が掲示されていました。皆、同じ作品に対してのものなのですが、目を惹いたのは付箋紙が貼られていて、その感想文を読んだ他の生徒のコメントが書いてあるのです。
これはまさしくソーシャルメディアではないか!と思った次第です。
よく見ると、付箋紙のまったくない子、2〜3枚の子(このあたりが標準)、10枚くらい貼られている子もいます。付箋紙について詳しく聞くことはできないので、あくまでも想像ですが、掲示された感想文を読んで、気になった、気に入ったものに1人1枚貼っていったのだと思います。
ここで気になるのは、10枚も付箋紙の貼られている子の作品です。じっくり読んでみました。なるほど、これはまさしく「人気ブログの手法そのまま」ですね。
- 字がきれい。ブログでは字がきれいというのはわかりませんが、文章が整っていることに通じるかも。
- 文章が整っている。誤字脱字の類は一切ありません。しかも運び方が上手。
- 分量が400字詰め原稿用紙ピッタリ。あらかじめしっかり準備して書いたのでしょう。
- 書き出しが他の子と違う。付箋紙のコメントにもありましたが、これだけで引き寄せられるそうです。
- 読んでみたい、見てみたい、という気にさせる表現。これって共感を呼んでいるということですね。
とまぁ、小学生でも侮れないぞ!と思った次第ですが、この女の子、実は別の掲示(木の工作だったかな?)でも頭ひとつ抜き出ていました。
色を付けない作品が多い中できちんと色を付けたり、作品にストーリーを持たせたり。ううむ、これはただものではない、クリエイター向きかも?几帳面さを感じるので、編集者に向いているかも知れません(ヲイ!)。
ということで、着目される、人気が出る、というのは世代に関係ないのだなぁ、と思った次第です。見習う点は多いですが、この子の将来が恐いです。