ひょんなことで、MacBook Pro 2011 Earlyの搭載メモリを16GBにできることを知りました。私のMacBook Proは購入時に8GBになっていますが、贅沢なことにメモリ不足を感じていました。しかも16GBのメモリは ものすごく安くなっています。ならばやってやろうとさっそく増設(交換)に踏み切りました。
メモリ不足の理由は、Windows 7をParallels Desktopで常時動かしているため、それだけでメモリが2GB以上使われてしまうことがあります。それでも5GB以上はMacで使えるので十分では?と思うのですが、Firefoxが3GBくらい平気で食いますし、PhotostopやiPhotoなどメモリ食いのアプリを立ち上げておくと、あっという間にメモリはかつかつになってしまいます。
でも、8GBはメーカーサポートの上限であり、それ以上のメモリは使えないんじゃないかと思っていたのですが、実はできるようなんです。搭載しているIntelのチップセット自体は32GBまでサポートしているようですし、実際に16GBに増設した人のレポートを見ても、問題なく動いているようです。
ならば、やってみようじゃないですか。
まずは、メモリを調達します。MacBook Pro 2011 Earlyに搭載できるのは、本体に付属してきたマニュアルのp.44に掲載されている情報によると、DDR3、30mm幅、204ピン、PCS-10600S DDR3 1333MHzというものです。容量は2GBまたは4GBとありましたが、これを突破してやろうというわけです。
Amazonで調べてみましたら、安いのがいろいろありますね。まずはAmazonから購入できること、そして価格が安いもの、と見ていきましたら、シリコンパワーのものがよさそうでした(冒頭の写真)。お値段は、消費税込みで7,400円くらいです。1GBが500円以下ですか、ほんとうに安くなりましたね。
メモリの増設の方法は、説明書のp.44に書かれていますので、誰でもできるでしょう。要は、裏蓋を外して、装着済みのメモリを外し、新しいメモリを指すだけです。裏蓋の外し方も、図込みで丁寧に書かれていますから、このとおりにやれば間違いないでしょう。
なお、HDDの交換も同じ要領でできます。う〜ん、なかなかのメンテナンス性ですが、最近の機種ではメモリは基板に直付けで、手も足も出ないようで残念です。
裏蓋の10箇所のネジを外します。長いのと短いのがありますが、説明書に対応が書いてあるのでメモは不要です。親切。でも、ネジは小さいですからなくさないようにしましょう。
裏蓋は薄くてパッカンと外れます。中も渋い作りですね。ファンが2個あって、カメラが何と顔と認識しました。中央が、メモリスロットです。
オリジナルのメモリ。二段になってささっています。
差し替えました。
Macを起動して、メモリがきちんと認識されているかどうかチェックします。Appleメニューの「このMacについて」で確認できます。おお!「メモリ 16GB 1333MHz DDR3」と表示されていますね。
「詳しい情報」をクリックすると、さらに詳しい情報を見れますが、メモリに関してはまったく同じ情報となります。
これ以上の作業は必要ないようです。実に簡単!Windowsを起動後、それでもメモリが10GB以上空いているのは気持ちよいです。気前よく、Windows 7への割り当てを4GBにしてしまいました。実に爽快です。
やっぱり、コンピュータの拡張性って大事です。薄型化、軽量化でこれが難しくなってくると、ちょっとつまらない気がしますね。