最近セキュリティ意識が周辺で高まっています。私もMacBook Proを持ち歩いて、たまに仕事関係のファイルも入っていたりしますので、万が一のことを考えて内蔵HDDを暗号化しておくことにしました。
Mac OS Xの暗号化機能は、FileVaultと呼ばれています。さっそくやってみましょう。システム環境設定のセキュリティとプライバシーを開いて、FileVaultタブを選びます。
デフォルトでは、FileVaultを入にするが無効になっていますので、下の鍵アイコンをクリックして認証して、有効に切り替えます。
ここで改めて、FileVaultを入にするを押します。すると、復旧キーが表示されますので、忘れずにメモしておきましょう。自分のパスワードか、この復旧キーが、万が一のときには必要になります。
ちなみにこの復旧キーは、Appleに預かってもらうこともできるようです。そうしてもいいのでしょうが、私は3つの方法で保管することにして、Appleには依頼しないことにしました。
再起動を押せば、再起動のあとにログインして、暗号化が始まります。
再起動後です。残り20時間と出ていますね…。この間も操作はできますが、HDDを休みなくアクセスしていますので、動作が遅くなるのは仕方ないところです。しかし、まったく何もできなくなってしまうよりははるかによいですね。
終了しました。これで、ファイルシステムは暗号化されて保護されています。普段の使い勝手が変わることはまったくありません。
暗号化と復号化のせいで、まったくオーバヘッドがないわけはないのですが、何かがもっさりしていると感じることもなく、今のところ快適に使えています。ちなみにFileVaultを切にすれば、暗号化が解除されますが、また果てしなく時間がかかります。ご注意を。