Windowsファイル共有を使っていて、急にその共有にアクセスできなくなるときがあります。たいていの場合は共有側で設定が変わったか、アクセスする側で間違ったユーザ名とパスワードでアクセスしてしまった場合ですが、この状態から抜け出せずに困ることがあります。
そのような場合にどうしたらよいか、ということを調べました。ちなみに、アクセスする側がWindows 8の場合です。Windows 7やVistaでも、似たような感じで操作できると思います。
コントロールパネルを開き、ユーザーアカウントとファミリーセーフティーを選びます。
資格情報マネージャーから、Windows資格情報の管理を選びます。
中央あたりにあるWindows資格情報の欄に、共有のあるコンピュータ名が表示されているはずです。右端にあるVボタンを押して、展開します。
詳しい情報が出てきますから、これを確認して削除を選択します。私の場合、間違ったユーザ名で記憶されてしまっていたようでした。
確認が出ますので、問題なければはいを押します。
資格情報が削除されたようです。
ここで、改めて共有にアクセスしますと、資格情報の入力を求められます。ここで改めて入力してやれば、正しいユーザ名とパスワードでアクセスできるはずです。きちんとアクセスできることを確認するまでは、資格情報を記憶するはチェックしない方がよいでしょう。
なお、このダイアログボックスが出ずに相変わらずエラーになる場合には、いったんログアウトしたらうまくいくようです。
うまくいきましたでしょうか?
Windowsファイル共有では、サーバとなるコンピュータにアクセスするための資格情報は複数持つことができません。よくあるミスで、同じコンピュータ上の複数の共有で異なるユーザにアクセス権を有効にした場合、どちらかにはアクセスできてももう一方にはアクセスできなくなります。
これはつまり、共有のあるコンピュータにログオンするということですから、そのログオンしたユーザが目的の共有にアクセスするための権限があるか、というように考えてやらないと失敗しますね。
このあたりは、長い間Windowsファイル共有を使っていますが、いつまでも慣れない部分です。