オープンソースのRDBMSといえばMySQLでした。同じくオープンソースのPostgreSQLと並んで使われてきましたが、MySQLがOracleに買収されてから、その先が危ぶまれていたのは周知のとおりです。
有名なLinuxディストリビューションであるFedoraが、バージョン19でMySQLを捨てて、MariaSQLの採用に踏み切ったようです。ということは、次期Red Hat Enterprise LinuxもMariaSQLを採用、ということになるのでしょうか。
MariaSQLは、そもそもMySQLの開発者がフォークして開発を始めたもので、MySQLとはバイナリレベルで互換性を持っているそうです。ですから、MySQLを使っていた人であれば、そのまま苦もなく使い始められるということです。
Fedoraに採用、そしてRHELに採用ということになればCentOSなどにも自動的に採用され、一気にメジャーになるのでしょうか。
ちなみに、MariaもMyも開発者の娘さんの名前だとか。ソフトウェアの開発者には、こういう人が多いような気がします。
ところで、Sunに買われてOracleに買われたJavaも、しばし野ざらしでしたね。最近、このままじゃいけないということで次期JavaEEのリリースを考え始めたようですが。
Oracle DBの稼働に必要だからMIRACLE Linuxはまだ面倒を見ているようですが、世界的に影響の大きなソフトウェアを傘下に入れるときには、相応の覚悟を持って欲しいと思いますね。