ラジオなどを録音した音声ファイルをPodcast化して、iPhoneのPodcastアプリで聴けるようにする方法については、先日書きました。
要は、iTunesでファイルを[情報を見る]で開き、[オプション]から[メディアの種類]を「Podcast」にするだけです。こうすればPodcastとして認識され、Podcastアプリで聴けるようになります。
しかし、この方法ではPodcastアプリで見たときに、すべて同じグループになってしまうのが難点でした。これですと、ファイルが多くなってきたときに使い勝手が悪いです。通常のPodcastのように、グループで分類したいものです。
そこで、通常のPodcastファイルのタグを調べるなど試行錯誤しましたら、どうやらオーディオファイルのタグにPODCASTURLを設定してやればいいことにたどり着きました。この設定に、昨日紹介したMp3tagを使うのです。
PODCASTURLは、その名のとおりPodcastファイルの供給元URLを表すようです。一般的には、RDFのあるURLですね。例えば、http://www.radionikkei.jp/podcasting/roundup.xmlのように入っています。
自分で録音したものには当然こんなものはありませんから、何か適当に設定してやればいいようです。しかし、このURLはiTunesなどからアクセスされますので、http://localhost/xxxx.xmlというように自分自身(ホスト)で完結する区別可能なものにしておけばよいでしょう。
同じグループにしたいものは、同じPODCASTURLにしておけば、同じフォルダに入ります。
ということで、冒頭の画面のように独立したグループとして登録できました。この方法の難点では、すでにiTunesに取り込まれているファイルについてはどうしようもないことです。試しに、取り込まれているファイルにタグを追加して、iPhoneと同期してPodcastアプリを起動して確認しましても、変更が認識されません。
もしかしたらうまくいくのかも知れませんが、まだまだ試行錯誤が必要なようです。