Evernoteのシステムが侵入を受けて、アカウント情報が漏洩したとかで、全ユーザのパスワードが防衛のためにリセットされるという、かつてないことが起きました。私はこれを知らずに、iPhoneでEvernoteアプリを立ち上げては、原因不明で落ちるというのを繰り返していましたが、ようやく問題が解決されたわけです。
Mac上でEvernoteアプリを起動し、同期しようとしましたらパスワードが変わってるよ、と怒られました。
今日(3月4日)の時点で、このことはいろんな場所で記事になっていますから、対処方法はすぐわかりました。その前に、パスワードリセットを告知する、Evernoteのオフィシャルブログを要チェックです。
けっこう大きめの画像になってしまいました。この中央の赤字にある、[パスワードの再設定を行う方はこちら]からパスワードの設定を行います。
ちなみに、情報は漏洩しましたが、そのアカウント情報を以て実際にコンテンツへのアクセスが行われた形跡はないとのこと。アカウント情報が盗まれたのになぜ?と思う方もいらっしゃいましょうが、パスワード情報はハッシュという単方向演算で符号化されており、基本的に元に戻せません。ですから、元のパスワードがわからない限り、簡単にはユーザのコンテンツにアクセスできないのです。
とてつもない長い時間をかけて、ハッシュの一致する文字列を探し当て、それを以てアクセスするという方法はありますが…。
話を元に戻します。上の画面の指示の通りにすると、EvernoteにWebからログインする状態になります。パスワードはリセットされたとありますが、Webからログインするには、これまでのパスワードが生きているようです。ですので、これまでのアカウント情報でログインします。
入れましたら、新しいパスワードを設定します。この記事2枚目の画像のブログ記事の下の方に、パスワードのガイドラインがあります。複雑なものにするのは基本ですが、他のサービスとパスワードを重複させない、というのはポイントです(やってしまいますけどね)。
パスワードの設定がうまくいけば、利用開始可能です。
このとき、メールが到着しています。ちょっとわかりにくいのですが、パスワード変更したよね?という念押しのメールです。変更した覚えがないのにこいつが来ていたらヤバイ、というわけです。
これでEvernoteを再び使えるようになりました。公私で使っていますので、使用できないと非常に困る存在になってきました、Evernote。
ところで、今日になってMac版Evernoteアプリの更新が出ていました。遅いっつーの。でも遅いのは告知で、リリースは2日に行われていたようです。
TwitterといいFacebookといいEvernoteといい、ますますデンジャラスな環境になってきましたが、便利さとの兼ねあいでどこまで妥協できるか?でしょうね。少なくとも私は、Evernoteに大事な情報は入れないことにしました。アプリケーションのライセンスキーなど、なくしがちなものを置いておくと非常時に便利なのですけどね。