昨日の投稿では、OS X Mavericksではメモリの使い方が向上して快適になったと書きました。今日は、CPUの話です。Mavericksになってから、冷却ファンの駆動がおとなしくなったような気がするのは私だけでしょうか?
ウイジェットiSTAT NANOの概観画面です。温度26度、ファン回転数は2001rpmです。気温が下がったせいもあるんですかね?いたって静かです。
聞けば、Mavericsでは、CPUの使い方もよくなっているとか。
タイマーコアレッシング。CPUを多く低電力消費モードに移行させる機構。複数の低レベルオペレーションをまとめて、アイドル時間をより多く発生させる仕組みだとか。CPUの負荷が減るので、同時にバッテリーの消費も抑制できますね。
App Nap。裏に隠れたアプリケーションや、非アクティブのSafariのタブなどの処理を抑制することでCPU負荷を下げて、バッテリーの消費も抑制するとか。これって、アプリケーションのウインドウをフルに開けば効果が出やすいということですかね。中途半端に裏方のウインドウを見えるようにすると、この効果が実感できないかも知れませんね。
Safariパワーセーバー。Safariの画面に出たFlashムービーなどが、画面の端っこにあってユーザが見ていないと思われる場合、勝手に止めるとか。Flashを使った広告が多いとCPUやGPUを無駄に浪費しますから、効果が大きそうですね。
こんな感じで、CPUの負荷を減らし、バッテリー効率を上げる。というのが実現されているのですが、これって発熱も減らしてファンの回転も抑制し、結果として静かに使えるということになりますね。ファンが回らないから、節電効果もアップというわけです。
まぁ実は、Mavericksへのアップグレードと、SSD+HDDの2基構成改造のタイミングが同じなので、もしかするとSSDの効果が出ているのかも知れません。しかし、SSD化はI/O効率はアップしますが、CPUの稼働率には影響を与えないはずなので、やっぱりMavericksの効果なのですかね?
とはいえ、快適性は上がったのは間違いないので、ここはやっぱり、特にMacBookユーザにはアップグレードをオススメします。
無料ですしね。