先日到着した、新しいMacBook Pro(Retina 15inch、2013 Late)には、Ethernetポートが存在しない。いつのモデルからこうなったかわからないが、とにかく存在しない。なので、有線LANにつなぎたければ、ThunderboltポートかUSBポートにつなぐアダプタが必要だ。
Wi-Fiがいくら高速になったと言っても、Gigabit Ethernetには適うはずもない。Ethernetなら、条件を満たせば理論値に迫る速度を出すこともできるが、Wi-Fiならせいぜい数割出ればいい方だ。我が家の802.11nアクセスポイントなら、せいぜい100Mbpsくらいである(理論値は300Mbps)。
だから、大量のデータの転送、たとえばTime Capsuleからの転送などは絶対に有線でやるべきなのだ。無線でやったら数百GBのデータなんて途方もない時間がかかる。有線なら、一晩明ければ終わっている。この差は大きい。
ところが、AppleはEthernetはもはやレガシーだと見切って、標準装備をやめてしまった。Wi-Fiを標準にするのもいいのだが、現実はそれに追いついていない。困ったときの有線頼みということもあるので、有線設備は必須だ。
ということで、 Apple Thunderbolt – ギガビットEthernetアダプタを購入しておいた(MD463ZM/A)。これを使えば、Thunderboltコネクタが、Ethernetコネクタに早変わりする。
繋いでみたところ。全体的に、ケーブルが飛び出た感じになる。最近のAppleは、こんなんで統一しているようだ。
ちなみに、LEDなどのインジケータ類は一切ない。なので、LINKしているのか、通信できているのかは、実際に通信してみるしかわからない。もしくは、システム環境設定の「ネットワーク」からIPアドレスの付与状況を確認するしかない。
RJ-45コネクタのある白い箱の中には、Gigabit Ethernetの回路が入っているので、けっこう発熱する。ただの変換コネクタではないので、そのへんは要注意だ。まぁ、USBなんかも同じ理屈なので、目新しい話ではないが。
いつも持ち歩く必要はないが、いざというときに揃えておいたら安心なアクセサリだ。