たかが歯と侮るなかれ。歯の不調が内臓の不調につながっているのだというのをまさに実感した出来事。
差し歯となっていた前歯の土台の歯が割れて、抜歯しかないという状況になったのは、少し前の投稿で書かせてもらった。
実は、歯が割れたのと同じタイミングかは覚えていないのだが、みぞおちから右上腹部の不調に悩まされ、消化器内科で生化学検査まで受けてきたのだ。
抜いた歯は自主規制。これでもわかる真っ二つ。
差し歯そのものを外して仮歯を置いた関係で、元気よくもりもりと噛みしめて食事をするというのが困難だったので、そのせいで胃に負担がかかっているのかしら?みたいな感じに思っていた。
しかし、歯を抜いてみたら、夜や起きがけにある不快感、食事後の疼痛というものがほとんどなくなった。確かに、ロキソニン(鎮痛薬)と抗生剤を処方されていて、それを服用はしているのだが、直接の関係はないような気がする。
抜歯の流れを細かく書いても投稿の趣旨ではないからかんたんにするけど、こんな感じだった。
- 第一次麻酔。え?麻酔されているの?というくらい痛みのない麻酔注射だった。最近は皆こうなのかな?
- 第二次麻酔。1回目の麻酔が十分に効いたところで、2回目の麻酔を念入りにする。これで、感覚はほとんどなくなった。よだれが垂れても気が付かない。
- 抜歯。差し歯の土台なので、歯茎から出ている部分はほとんどないが、どうやって抜くのかしら?と気にはしていた。でも最初、割れた歯があっさり取れたのを確認して、あ〜やっぱり本格的に割れていたんだと実感。
- それにしても前歯は長いね。ちょっと時間はかかったけど、無事抜けました。冒頭のモザイク写真参照。
- 前歯なので、あとのことを考えて治療経過がよくなるようにとコラーゲン系の薬剤(あとで調べたらアテロコラーゲン製剤の「テルプラグ」とかいうそう)の埋め込みを提案される。保険対象でないので、2,000円かかってしまうとのことだが、了承した。実は、今回の医療費の半分はこの薬代。確かに高い。
- 薬を埋め込み、縫合。そしてデンタルコットンを咥えて止血。実は、止血を待っている時間が長く、これがいちばんつらかったかも。
- 元からあった仮歯を改めて歯科用ボンドで両脇の歯にブリッジのように固定。見た目は歯があるように見える。
- あとは、薬剤を処方されて放流。今回、先生がいい腕しているのでは?と実感。
そんなこんなで、痛みはほとんどなく、わずかな出血も夜には止まった。夕食には、おかゆを所望。なぜか家族も付き合って皆でおかゆになっていた。
ということで、二つの話が混じってしまった感じだが、抜歯と内臓不調の関係、興味深かった。気のせいかも知れないが、もし説明できる話であれば聞いてみたい気がする。
あ、抜歯後の経過は順調だそうだ。次週には抜糸。抜歯と抜糸、誤変換に気を付けないと。それはともかく皆様、歯は大切に。