また、この季節がやってきた。そう、日本語ワープロソフト一太郎のバージョンアップだ。毎年、毎年、日本語入力ソフトATOKなどとともにバージョンアップしてくれる。物書きだったり、編集者だったりするブログ主は、日本語入力にこだわっている。だからATOKのバージョンアップには付き合うことにしているのだが、ついでに一太郎も、というわけだ。
ただ、いくつかのグレードがあるので、いつも迷う。値段も違う。さて、今回はどのようなグレードがあって、どう違うのだろうか?
今年は、なんでも一太郎30周年とかで、それにちなんだ特典が目を引く。また、特典ではないが、30周年にちなんで30項目の快適化を実現、ともある。何が快適になったのだろうか、楽しみだ。
上記のページによれば、グレードは3つ。「スーパープレミアム30周年記念パック」「プレミアム」「無印」だ。無印は、一太郎本体と、30周年記念ソフト「数式メーカー」「画面カッター」が付いてくる。数式メーカーは、文字どおり数式編集ソフトだが、これまで存在しなかったのでなかなか魅力的だ。画面カッターは、スクリーンショットを撮って必要な大きさにトリミングし、一太郎文書に貼り付けるといったことが簡単にできる。なんだか編集者仕様(?)のソフトだ。
「プレミアム」には、30周年記念「フォントパック」が付いてくる。5メーカー、11書体とあるから、なかなか豪勢だ。モリサワの黎ミン・新ゴ、ヒラギノ角ゴ、秀英ゴシック、游ゴシック、タイポスなど。う〜ん、タイポスなどは懐かしいな。写植時代によく使った覚えがあるぞ。あとは国語辞典、英和・和英辞典、読み上げソフト「詠太」、グラフィックソフト「花子」、メールソフト「Shuriken」、そしてPDF作成・編集ソフトが付いてくる。こうして見ると、「プレミアム」ってなかなか豪勢じゃね?
「スーパープレミアム」には、さらにあの懐かしい「一太郎dash」、それにペンタブレットIntuos、イラスト部品ガイド20,000(本)が付いてくる。さらにさらに、写真レタッチ、表計算、プレゼンテーションソフトが付いてくる。
値段を考えなければ、「スーパープレムアム」が欲しい。ガイドやタブレットや表計算やプレゼンテーションはともかく、「一太郎dash」は何だか欲しい。多分使わないと思うけど欲しい。でも、それだけだと考えるとやっぱ高いな。
「スーパープレミアム」はバージョンアップ版のDVD仕様で28,000円。「プレミアム」は同じく15,000円。無印は8,000円。いずれも税別だ。眺めて見ると、欲しい中身と値段のバランスがいいのは、「プレミアム」のような気がする。
しかも、直販ショップで買えばポイントがたまるので、前回購入時のポイントを使うと、3,000円ほど安くできる。「プレミアム」なら12,000円か。まぁ仕事でもばりばり使うし、このような文章を打つのにもばりばり使うし、けして高くはない。
ということで、中身と値段のバランスがとれている「プレミアム」をブログ主はお勧めする。もちろん、予約しておいた。予約すれば、特典が付いたり(今回はコルクボードだそうだ。前回のクリップと同じく、何だか微妙…)する。発売後のキャンペーンで、抽選で腕時計などのプレゼントも当たる(かもしれない)。
実際の使用感は、発売後にバージョンアップしてみて、ということになると思う。ジャストファンの方々、乞うご期待だ。
それにしても、「承」とか「徹」とかやめたのね…。