使い始めてからだいぶ日にちが経ってしまったが、ニコンCOOLPIX P900の初期設定などのメモ。まぁこれくらいは使い始め前にいじっておいた方がいいよ、という位置付けで。
カメラの電源を入れると、最初に使用言語とタイムゾーン、日付と時刻を設定させられる。これは強制なので逃れる術もなく、真面目に設定しよう。
基本は「P」(プログラムオート)だと思っているので、ここを中心にやっていこう。購入時は「AUTO」(自動、カメラのアイコン)になっているので、モードダイヤルをずらしておく。
撮影メニュー
MENUボタンを押す。最初に出るのが「撮影メニュー」(「P」などのアイコンが表示されている)。ここには画質と画像サイズを選ぶ重要な項目があるので、設定しておこう。
- 画質
- FINE(高画質)とNORMAL(標準)が選べる。デフォルトはNORMAL。FINEにすると画質はアップするが画像ファイルのサイズは大きくなる。高速なSDカードを使い、容量もたっぷりなら、ここはあえてFINEにしておきたい。
- 画像サイズ
- いろいろな画像サイズが選べる。デフォルトは4608×3456ピクセル(最大)。縦横比も4:3と16:9で選べる。16:9にすると、一眼レフのような横長の画像になる。当然、画素数が多いほど画像ファイルのサイズは大きくなる。高速なSDカードを使い、容量もたっぷりなら、大は小を兼ねるという発想で、最大にしておきたい。
撮影メニューではほとんどこれだけ変えればいいくらいで、あとはせいぜい「AFエリア選択」くらいだろうか? フレーム中央の被写体にフォーカスすることが多いブログ主では、「AFエリア選択」も変えておく。
- AFエリア選択
- オートフォーカスの方式を選べる。デフォルトは「ターゲットファインドAF」で、カメラが勝手にフォーカスするポイントを決めてくれる。ただしこれだと思いもよらぬものにピントが合ってしまったり、後ろにある被写体にピントを合わせたいという場合には不便だ。そこで「マニュアル」にしておけば、ピントの合う部分を自分で決められる。スポット、標準、ワイドのいずれかで広さを決められる。「顔認識」や「ターゲット追尾」も便利そうだけどね。
動画メニューとWi-Fi設定メニューはとりあえず飛ばして…。必要になったらやろう。そして重要なのが「位置情報設定メニュー」。
位置情報設定メニュー
人工衛星のアイコン。写真に位置情報(経度・緯度。ジオタグ)などを記録したいなら、ここで有効にしておく。
- 位置情報記録機能
- デフォルトはOFFなので、できればONにしておく。写真に位置情報を記録したくない場合、OFFのままに。ジオタグの付いた画像をSNSやWebなどでアップするのは場所によっては危険なので、ジオタグを削除する方法がわからないなどの場合にはOFFのままの方がよいかも。
- POI記録
- Point of Interestの略で、地名情報のこと。ポイと読む。デフォルトはOFF。ONにしておくと、位置情報から具体的な地名やランドマーク名を割り出し、写真に記録する。必ずしも正しいランドマークが出るとは限らないし、いらんといえばいらん情報だから、目障りならOFFのままでよいかも。
- POI表示設定
- 再生時に、POIを表示するかということで、デフォルトはOFF。ONにすると、再生画面の上の方にPOIが出る。どこで撮ったかわかるのであとあと便利だし、皆で見る場合には楽しいかも。
最後は、セットアップメニュー。
セットアップメニュー
スパナアイコンを選ぶ。これが基本的なセットアップ。実はここも最初に触っておきたいのは少ない。
- 格子線表示
- 構図を決めるのに便利な3×3の格子を表示するか。デフォルトでは表示されないので、ONにして表示されるようにすると便利。格子線の交差するポイントに被写体を置くと構図に安定感が出るのは周知の事実。また、被写体に対して水平を維持したり、便利に使える。
- 操作音
- 操作時の音を設定。デフォルトだと、ボタンの操作で「ピッ」と発音し、ピントが合うと「ピピッ」と発音し、シャッターを切ると「カシャ!」という電子シャッター音が鳴る。こういうのは基本的に切ることにしているので「設定音」も「シャッター音」もOFFに。公共の場での撮影や、生き物を撮影する場合などのために、OFFにする方法くらいはおぼえておきたい。
とまぁ、これぐらいを済ませておけば、あとは気になったポイントや「あえてこうしたい」という場合にのみ設定をいじくっていけばいいんじゃないか? 基本的にはオートでは具合が悪いなとかいう場合に、そういう項目を探して触っていけばいい。
そのためには、マニュアルは一読して、どんな項目があるかくらいは把握しておいた方がよいかも。または設定をいろいろ変えて試し撮りして、どんな効果が得られるかイメージできた方がよいかも。
いずれにしろ、この先が楽しみなカメラだ。