「このごにおよんで」と読む。では、さっそく入力してみよう。
日本語(OS X Yosemite):このごにおよんで→此の期に及んで
MS-IME(Windows 7):このごにおよんで→この期に及んで
ATOK 2015(Windows 8):このごにおよんで→この後に及んで
なんでじゃ〜? 賢い日本語のはずじゃなかったのか、ATOK。
ブログ主は、よく慣用句などを間違って覚えているときがある。それを変換しようとしてATOKで入れようとすると、「それは間違っていますよ。正しくはこうです。」とサジェスチョンを表示してくれるのだ、ATOKは。
たとえば、「こじんまり」→「こぢんまり」、「ふいんき」→「ふんいき」といった具合に。
しかし、なにげに「このごにおよんで」を変換しようとして、これが素直に変換できないばかりか、候補にも出てこないという事態になったのである。真っ先に疑うべきは、ブログ主が間違った言葉を入れようとしていること。
しかし、ATOK以外では問題なく(Yosemiteは気を利かせすぎと思うが)変換できるのだ。これは一体どうしたことなのだ、ATOK。まさか四国地方にはこのような言い回しは存在しないのか…?
ちなみに、「この」「ごに」「およんで」と文節を細かく区切り、いったん学習させてやると、次回からは推測変換の候補として出てくるので、実用上の不便はない。でも、なぜか釈然としない。私の辞書の問題なのか、ATOKのポリシーなのか、そういうのがわかったらぜひ知りたい。