※6/15追記:この記事に関連して作成したサイトは現在閉鎖しています。
今やっている仕事に感化されて、ASP.NETでWebサイトを作ってみようかと、ふと思いついた。ASP.NETとは、Microsoft社が開発した、Webサイト構築のためのサーバサイドのフレームワークである。ASP.NETを使うことで、今風のWebサイトに求められる機能が、少ないコーディング量で実現可能になるという。では今風のWebサイトの機能っていったい何だろうということになれば、静的/動的なメニュー、ナビゲーション機能、データベース連携、パーソナライズ機能、AJAX(Web 2.0的な)機能、そんなところが挙げられるだろうか?こんな機能を、ひとつひとつPerl+CGIやPHPなんかで組んでいたら大変だ。そこで出てくるのが、ASP.NETというわけである。
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ASP.NETだけがサーバサイド技術ではないのは、周知の事実である。Perl+CGIという原始的なものからPHP、Java(J2EE)もある。その中でなぜASP.NETを引っ張り出したかというと、「無料で高機能なサイトを簡単に作る!」という欲求を満たしてくれそうだったからである。ASP.NETでWebサイトを作るには、まずWindowsベースのWebサーバが必要になる。調べてみると、無料でASP.NETが使えるレンタルサーバサービスがあることがわかる。性能的なことはわからないが、最初に試してみる価値はある。また、ASP.NETを用いたWebサイトの開発ではプログラミングやページレイアウトのために開発ツールが必要になるが、このためのVisual Web Developer 2005 Express EditionというソフトウェアがMicrosoft社から無償で入手できる。当然、Webサーバにデータを送るためのネット環境などは必要になってくるが、そういうものはすでに持っていることが普通と思われる。新規に投資が必要なWebサーバと開発ツールが無償で入手できることになるから、はじめるにあたってはお金をかけずに済む、すなわち無料で、ということが成り立つわけだ。
作ろうとするWebサイトは、このブログの「本館」とされているところでいいだろう。いろいろなことがやりかけのままになっているサイトなので、作り替えるにはちょうどよいような気がする。次回から、Webサーバの選定など、具体的な話に入っていこうと思う。