この時期の恒例になってしまいました、ジャストシステム製品のバージョンアップ。私は、ジャスト製品がパックになっている「JUST Suite」のユーザでしたが、ジャストシステムの経営陣が変わったことによって、どうやら「JUST Suite」は廃止になり、最強のブランド「一太郎」で攻めることにしたようです。それが今回の「一太郎2011 創」です。
http://www.justsystems.com/jp/products/ichitaro/
ところで、「創」って何と読むのでしょうね?「そう」「つくる」、創造から来るから「そう」かな、とか思ったのですが、「新たなる創生」ということで「そう」のようです。実は、ジャストシステムのサイトのどこを見ても、読みに関する話はなかったのです(見落としかも)。
今回が第2章の始まりと言うことで、ずいぶんと第1章が長かったのだなと思いましたが(なにしろ1985年発売)、今度は今までと違った一太郎が見れるようです。でも残念ながら、私は一太郎をほとんど使っていないのですよね。Microsoft Wordとの使い勝手のあまりの違いに、両方を使いこなすということができないのでした。
前の「JUST Suite」はどこに行ってしまったの?あそこに入っていたソフトはどうなってしまったの?と気になったのですが、基本的に名前が変わっただけで、「花子」も「三四郎」も「五郎」も(五郎はもういないか)入っています。ですが、グレードによっては入っていなかったりするようです。
さて、私は「JUST Suite」のユーザなので、「バージョンアップ版」を選ぶのが必然なのですが、問題はどのグレードを選ぶかです。ノーマル、プレミアム、スーパープレミアム、とあるようなのですが、ノーマルは一太郎とATOKのみのセットです。プレミアムは、これに花子やShuriken、PDF作成ソフト、モリサワのフォントなどが付いてきます。スーパープレミアムは、さらに表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、そしてUSBメモリから起動できる一太郎ポータブルが付いてきます。
できれば一番いいのを選んでおきたいところなのですが、バージョンアップ版でも24,000円はちと高いです。表計算とプレゼンテーションは現時点でも基本的に使ってないですし、ポータブルもいりません。そこで、お買い得感のあるプレミアムに決定です。
実は、今回のモリサワフォントである新ゴとリュウミンには期待しています。DTPではおなじみのフォントでしたが、PSプリンタがないと使えないのが難でした。これが普通に使えるとなると、ポイントが高いです。
今回のバージョンアップでは、花子とShurikenは置いていかれている感が強いです。まぁ、リソースを一太郎とATOKに集中させたのは、再建中のジャストシステムにとって正解です。何しろ、いろいろ手を広げすぎたのです。
まぁ、個人的にはまずATOKをきちんとバージョンアップし、できればメールソフトShurikenもバージョンアップし(今回は特に機能強化はないようですが)、PDF作成ソフト強化されていたら儲けもので(2に上がっているようです)、おまけに花子が付いているので文句ありません。
とすると、税込みで15,750円ですが、JUST MyShopにポイントがあるので、それで3,000円相当使ってしまいます。とすると3,000円引きで、さらに特典で10%引きになるので、結局11,000円くらいで済みました。しかも、ポイント3倍で、使ったはずの3,000ポイントが帰ってきます。けっこうお買い得です。
あとのお楽しみで特典もあるようですから、発売を待ちましょう。ちなみに予約特典は4日まで、発売は9日です。