突如、2基あるファンの片方が回らなくなってしまった我がMacBook Pro(15インチ、2011 Early)。正確には、回ろうとして回らず、異音を発していたMacBook Pro。それでも使わないわけにはいかないと、片方のファンを停止させる、いわゆる片ファン走行に踏み切ったのだった。
果たしてこれって大丈夫なのだろうか?
腎臓だって2個あって、片方がなくなったり機能を停止しても大丈夫っていうじゃない?だったらファンを1個くらい止めても大丈夫じゃね?
なんて簡単な話ではなく、1基で十分に冷却できるのか、そもそもヒートシンクは2基で共有しているのか、ということが問題だ。1基で十分でないなら止めるわけにはいかないし(そもそも回ってないけど)、ヒートシンクが別なら片方はまったく冷えなくなってしまう。
私は賭に出た。うん、危険な賭なのは承知している。最悪、MacBook Proが壊れることも覚悟している。いくらサブマシンになるといっても、愛着のあるマシンが本当に使えなくなるのは悲しい。
なので、残ったファンの回転状況や温度をモニタしながら使い続けることにした。ファンを止めるのは簡単で、冒頭の写真の赤丸の中にあるコネクタを持ち上げて外すだけだ。できれば、コネクタがどこかに接触しないように、テープなどでマスクした方がいい。
ファンの回転状況は音でもわかるが、ダッシュボードにあるiSTAT nanoが便利だ。
マウスポインタをオーバーさせると、1枚目のようなメニューになる。「Fans」を選ぶとファンの回転状況がわかる。1基目は止めているので、0だ。うまく回転していないときは、ここの数値がガクガク変わっていた。
「Temps」を選ぶと、温度がわかる。CPU AとGPUに注意したい。70度台なら何とか耐えるが、80度、90度になってくるとヤバイ。できるだけアプリケーションを絞り、負荷の大きな作業は控えた方がいい。それ以前に、ファンが回転を高めだしたらクールダウンだ。
こんな状況で使っているとマシンにも精神衛生上も悪いので、早く抜け出したい。幸い、勤務先の近くにビックカメラがあり、そこで修理を受け付けてくれる。あとは、私のような魔改造を施したマシンでも大丈夫かということだが、それは行ってみないとわからない。
後日、修理に出す際に報告するつもりだ。