BUFFALOのNAS(LS-Q4.0TL/R5)のHDDを換装する。タイトルどおりのことを行っている。今日はその3回目。最終回。2回目の投稿はこちら。
BUFFALOのNAS(LS-Q4.0TL/R5)のHDDを換装する。その2
すでに換装は終わっているので、今日は換装後の感想かな。ハハハ。こういうのは、やってみなければ気付かないことがいろいろとあるものだ。
特筆すべきは、HDDのアクセス音だ。これは、意外とマークしないポイントなのだ。実際に装着してみて、そのアクセス音を初めて耳にして、「え?こんなに大きな音が?」と驚くのだ。しかも、HDDは4台。荘厳な四重奏を奏でてくれる、っていうか相当うるさい。こういう機器は、静音タイプのHDDを選んでいるケースもあるのだなぁ、と実感。
確かめられるなら、換装しようとしているHDDのアクセス音を確認しておいたほうがいいだろう。
さらに!HDDの消費電力も気にしておきたい。ほとんどのHDDは、接続バスの規格内で消費電力が設定されているだろうが、そのバスの方が規格外の可能性もある。特に、今回のような機器では、全体の消費電力を抑えるためにバスへの供給電力を下げている可能性がある。こればっかりは調べる術はないので、最初から装着されているHDDと、換装しようとしているHDDの消費電力を比べて、あまり開きがないことを確認しておいたほうがいい。
ちなみに最初から装着されているSAMSUNGのHD103SIの最大電力は9.5Wであった。換装したTOSHIBAのMG03ACA200は11.3Wだ。2割ほど大きいかな、という感じ。回転数は5,400RPMに対して7,200RPMであるので、この辺の影響もあるだろう。
今は冬場なので気にならないかもしれないが、放熱量も大事だ。夏場などは、HDDはものすごく高温になる。特に換装後は消費電力もアップしているから、全体の放熱量もアップしているはず。
今回は、特に何も考えず(容量だけ考えて)換装してしまったが、慎重を期すならデータシートとにらめっこして、電源要件(消費電力など)、環境特性(温度、湿度、振動など)もチェックしておいたほうがいいだろう。もちろん、メーカーに聞いても何も保証してくれないので、自分でチェック、自分の責任で換装しなければならないことを忘れずに!