サイトアイコン たまプラ通信

MacBook Proのハングアップと電源断で試すこと

MacBook Pro 2013 Lateモデル(Retina 15インチ)を愛用しています。趣味に仕事にと大活躍なのですが、少し前から原因不明のハングアップ、そしてしばらく経って電源が落ちるという症状が発生するようになってきました。その顛末記をまとめてみます。

こういうとき試すことは決まっています。Apple Supportにも、真っ先にそれを言われます。下記の1と2は副作用もあるので、Apple Supportの該当ページをよく読んで下さい。

1. NVRAMクリア

NVRAMとは、Mac独自の仕組みで、画面解像度や音量などの基本的な設定情報を記憶しておくためのものです(Non-Volatile RAM)。PRAMとも呼ばれます(Parameter RAM)。これが異常を来している可能性があるということで、クリアを試してみます。電源を入れてすぐに[Option]+[Command]+[R]+[P]を同時に押し続け20秒ほど待ちます。しかし症状は変わらず、相変わらずハングアップは発生します。

Mac の NVRAM をリセットする方法 – Apple サポート

2. SMCリセット

SMCもMac独自の仕組みで、システム関連の情報を記憶しておくためのものです(System Management Controller)。電源関係の情報を保持しているので、関連トラブルには関与している可能性が高いということで、リセットを試してみます。[Shift]+[Control]+[Option]と電源ボタンを10秒間押し続けます。しかし症状は変わらず、相変わらずハングアップは発生します。

Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする – Apple サポート

3. ファイルシステムのチェック

突然ハングアップしたり、電源が落ちるというのは、ソフトウェアというよりハードウェアの問題の可能性の方が高いのですが、念のため実施してみます。「ディスクユーティリティ」から「First Aid」でファイルシステムをチェック。特に問題はないと出ます。なので症状は変わらず、相変わらずハングアップは発生します。

4. Apple Hardware Testの実行

もうこれは、ハードウェア的な問題であるに違いないということで、Apple Hardware Testを実行してみます。使用中のモデルでは、電源をONにしてすぐに[D]キーを押します。すると、Apple Hardware Testのアイコンが出て、言語などを選んでテストを実行。時間はかかりますが、詳しいテストを実行した方がよいでしょう。しかしここでも特に問題はないと出ます。行き詰まりました。

以上がダメなら、Apple Storeに持ち込むしかありません。この手の問題は再現が容易でないので気が重いのですが、使えないMacを持っていてもしようがないですし、仕事にも支障が出ます。家の近くで、しかもできるだけ早めの休日に予約を取れるところということで、わざわざ横浜から藤沢まで出向きました。

藤沢の湘南SST(suitable Sumart Town)というオシャレなところにある湘南T-Site(要はTSUTAYAですな)。そこにカメラのキタムラがあります。カメラのキタムラは、Appleの正規サービスプロバイダとしてApple製品のサポートを行っていますが、Macを扱ってくれるところは意外と少なく、近くでは町田かここだけでした。町田は日程が合わないので、少し遠いのですがここにしたわけです。

折悪しくも日本列島を大型台風が縦断しようかという日曜日、行ってきました。結論から言いますと、再現はできないが、怪しいとすればやはりメインボードなので、以下の選択肢の2つを選ぶように言われます。

同じ交換なら前者でいいんじゃないかと思ったのですが、後者の場合、他にも交換の必要な箇所があっても、金額は増えないとか。しかも、交換が発生しない場合には費用がかからないということで、後者にしました。

高いなとは思うのですが、新品にすれば30万円以上かかりますし、今のMacBook Pro 2013には愛着もあって性能も十分です。そういえば、以前にお酒をキーボードにこぼしてしまったこともあって、そのときも3万くらい払って交換しているのですよね。すると、10万円以上かけていることになりますね。Apple Careも3年で切れますし、3年を超えた案件はそれなりの出費を覚悟しないと使えないようです。

で、ハングアップが再現できたということでメインボード交換しましたという連絡が来ました。次の休みに引き取りに行ってきます。はたして無事に使えるようになるのでしょうか?

モバイルバージョンを終了