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Parallels Desktopの仮想マシンをTime Machineでバックアップするのにもっとも適した方法。

MacユーザでWindowsも使うなら、Parallels Desktopのような仮想化ソリューションを入れた方がいいのが定説となっている。しかしいつも悩むのは仮想マシンのバックアップだ。Time Machineで普通にバックアップすると、毎回毎回仮想マシンの巨大なファイルをバックアップすることになってしまい、すこぶる効率が悪い。

そこで、以前に効率的なバックアップの方法を書いたのだが、それはウソだったことが判明した。今回、その反省を込めて、正しいバックアップの方法を書いてみたい。

仮想マシンの動作中、仮想マシンのファイルはめまぐるしく更新されるので、リアルタイムのバックアップには適さない。そこで、Parallelsの設定にはTime Machineのバックアップに含めない設定がある。

それが冒頭の画面で、「Time Machine」項目の「仮想マシンを含まない」にチェックを入れると、バックアップ対象にはならない。この場合は、手動で仮想マシンのファイルをバックアップする必要がある。

チェックを外すと、バックアップ対象になるが、これだと冒頭のようにいつもいつもバックアップされているような状態になる。ではどうするか?

答えは、冒頭の画面のように、バックアップに仮想マシンを含むようにして、SmartGuardを有効にすることだ。SmartGuardを有効にすると、仮想マシンのHDDはいつも更新されるわけではなく、必要に応じて別のファイルが作られ、変更箇所を保存するようになる。巨大なHDDファイルは頻繁に更新されずに、小さなサイズのファイルだけが作成、更新される仕組みだ。これだと、バックアップするファイルは最小限で済む。

この設定は、スナップショットを頻繁に作成している場合に有効だ。Mac側のようにリアルタイムでのバックアップはできないが、スナップショット作成タイミングでのバックアップができるので、デフォルトの48時間内のバックアップは保証されることになる。

これは、Time Machineのバックアップがいろいろうまくいかずに、何となく導き出した方法だ。もちろん、ドキュメントには記載されているが、どうも要領を得ないので、スッキリ書くにはどうしたらよいかということで改めて書いてみた。

MacのParallelsは非常に快適なので、さらに安全な運用が可能になれば幸いである。

 

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