NBonlineのコラム「お小遣い父さんは会社をダメにする?」(宋文洲氏)から。
トラックバックを送ってもらうのはいいけどリンクは許可が必要、というのは今ひとつ解せないなあ。
毎月決まった額のお小遣いを奥さんからもらい、その中でやりくりするというお父さんは、本当に会社でもダメダメなのか?企業の財務状況の把握、その中での予算の割り振りといったものを家計に当てはめれば、必ずしもそれは悪いことではないと思うのだが。要は、お小遣いをもらうことがいけないと言うことではなくて、家計の状況を自ら把握することなく妻に任せ、決まった額の中では四苦八苦するのであとはよろしく、という気持ちがまずいのだろうと思う。企業で言えば、社長が会社の財務状況を把握せずに、一定の交際費・会議費などの自分決裁で使えるものだけに汲々としている状況のようなものだ。我が家の財務状況はこんな感じである、将来も踏まえて自分の自由に使えるお金はこれだけにしたい、だから毎月これだけは欲しい。といった約束事の下にお小遣いがあれば、それは否定される類の話ではないだろう。夫自らが家計を握り、不透明さの中で浪費を繰り返し、挙げ句の果てに借金をこしらえて家計が破綻した、というのでは家族にとってはたまったものでないだろう。いずれにしても、計画性があり金銭感覚のある亭主、そういった人物だけが家計を握り運用することを許され、そういった人物はたいていの場合には企業でも有能で重用されていると思うのである。そうでない場合には、有能な経理部長すなわち妻に家計を委ねるしかない。お小遣いお父さんが会社をダメにするのではなく、企業でもダメでうだつの上がらない社員がお小遣いお父さんに甘んじている、そんなふうにも捉えることができると思うのである。家庭、企業、行政、全部構図は同じだなぁ、と思うのである。
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