貴様の………は死んでいる!

「………」には何が入る?というわけで、ここのところ目立つ「ビジネスモデル破綻」である。一番耳に新しいのは「NOVA」であろう。返金額を絶対に抑えられるシステムが明らかになり、事実上回らなくなり破綻した。解任された社長とその取り巻き企業は、所有していた株式を売却し、これが証券法に違反しているのではないかということで問題になっている。それにしてもひどい話で、学校は勝手に閉鎖するわ、外国人講師からは突き上げられるわ、このように自分の資産だけはしっかり確保に動くは、ここのところ耳にした破綻話の中では最悪だろう。

少し前では、「コムスン」である。こちらは、いもしない人員をいることにして施設の運営を続けていたし、「???」な名目の控除を続けていてその返還を訴えられている。ここも、風向きが悪くなりそうならさっさと事業の売却に動いた。今ではどうなっているのやら、話題にもならないが、こういうときこそマスコミはきっちりとフォローして欲しいものだ。

話としては大きくならないが、金額的に大きいのは大手サラ金業者の破綻であろう。今まで、貸金法と出資法の中間でグレーな金利をむさぼってきたのが、それが違法であると最高裁判決が出てから、一気に経営が悪化した(つくづく、この判決を出した裁判官は勇気があったと思う。消されてもおかしくないよ)。過去に遡って、取りすぎた利息の返還に応じなければならないのだからたまらない。サラ金のCMは一気に消え、替わりにパチンコ屋のCMが台頭してきた。話はそれるが、本当に節操がない、TV業界である。朝からパチンコのCMを流されるとイライラする。

こうしてみると、正直にビジネスをしていて業績が伸びていたと言うよりは、法の不備を突いたり巧みにお客をだましたり、全うでないやり方で業績が伸びていたのだという気がする。そして、日本経済が伸張しているというのも、そういった企業の業績が無視できない規模で絡んでいるのだと思うと、張りぼてのような気がしてくる。正直にやっていては儲からないよという声も聞こえてきそうだが、そんなものはいつか破綻するというのは、歴史が物語る。反映した分、凋落もひどいだろう。

さて、あなたはどっちで生きる派であるか?

コメント