雛と金魚

今日は桃の節句であった。男である私がこんな話題を出すのも場違いな気がするが、誰も話題にしてくれないので、こうして書いているのであった。ちなみにこの写真は、珍しく三脚を使って露光時間を長くして、自然光で撮ったもの。フラッシュをたいたりすると不自然な影ができたりするが、いい感じではないだろうか(自画自賛)。

Ohinasama_01 人形は顔が命。

3月3日と言えば、耳の日でもある。これはわかりやすいね、み(3)み(3)だから。あとひとつ、金魚の日でもあるそうだ。なぜに金魚?それは、お雛様に金魚も飾る風習がある場所もあるとかで、それで3月3日が金魚の日になったそうだ。雛壇に金魚というのも面白く、不思議な感じがする。

昨日(2日)の「サザエさん」は、お雛様の話があった。左大臣を気に入って家に持って帰ってしまういくらちゃんを見てある人は、「この話はお雛様のことを知らない人が作っている!」とのたまった。湿気や汚れに弱いひな人形を、子供が持って歩くことを許すなど、考えられないというのだ。確かにそのとおりかも知れないが、意外とゆるゆるなのが「サザエさん」の世界だ。この人形好き!と素直に喜べることも大事かと思うのだ。

コメント

  1. 野の花 より:

    この雛人形はなおさんのお宅のものなのでしょうか?とても素敵に写っていますね。雛人形にはひとかたならぬ思い入れがあります。なぜかと言うと、何年間か雛人形を作るという内職をしていたことがあるのです。一番良く作っていたのは三人官女でした。赤い袴が結構難しかったですが、着物の柄が楽しかったり、無心での手作業が好きでした。今でも、デパートなどでの雛人形展に遭遇すると、用もないのに見て回って、「これは出来が良い」とか「これはダメ」とか、一般の人があまり目につかない部分を見つけるのが、ちょっとした楽しみです。
    雛人形と金魚の取り合わせ、興味をそそられました。何の因果があるのでしょうね。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    雛人形は、我が家のものです。親王飾りなのですけどね。最近は娘たちも大きくなって、飾っても特に興味を持ったりしないのですが、親としては飾らないと収まりが悪いというか、すべきことをしていないような居心地の悪さがあるでしょうね。
    野の花さんは、雛人形を作っていたのですね、こういうのが内職であったというのも意外です。職人の仕事、という感じがしていましたから。とはいえ、職人さんが全部をやっつけるのも、時間的に厳しいのでしょう。見て回って評価する、というのには笑ってしまいました。私が本を見てああだこうだ言うのと同じですね。
    雛人形と金魚と言えば、江戸時代にそういう風習があったとか。金魚の日というのは、弥富金魚で有名な弥富市がそう決めたのだそうです。なぜ雛人形と金魚なのでしょうね。