ついに我が家にも、あの前評判の悪い、さまざまな問題を内包した「子ども手当て」の案内が来ました。
宛先が子どもの名前だったので、子どもに開けようとされて困りました。「養育者様」とはっきり書いてあるだろうが、と言っても「養育者」の意味がわからないのですから、しようがありません。ところで「保護者」でもなく「両親」でもなく「養育者」とあるのは、「実際に養育している人」という意味です。つまり、親でも養育していなければ対象外ととれますが、実際にはそうでもないようで、チェックする仕組みがない以上、ザルでしょう。
「子ども手当ての主旨にご理解を」とあります。「健やかな育ちを応援する」というのが主旨なら、お金の使い道はいくらでもあろうかと思います。「健やかな」というのが漠然としていて、具体的にどのようなことを指すのかわかりません。このような、具体性のないお金のために大量の血税、そして国債という借金が使われるなど、理解不能です。
ところで、子ども手当ての受給資格は、平成7年4月2日以降の児童ということになっていますが、なぜか書類には平成7年4月2日以降、つまり現在の高校生の子どもも記入するようになっているのです。このへんがまったく意趣不明で、同封されていた書類のどこにも、明確な説明はありませんでした。しかも、書類自体は、受給資格のある子どもいる家庭にのみ送られているのです。このあたりは、調べるか、聞けばいいんでしょうけどね。
切手を貼って出すそうです。そうですよね、余計な事務処理を負わされたあげく、切手代まで負担させられたのでは敵いませんよね、自治体も。今回、請求書とは別に、保険証のコピーなどの提出が必要になります。いつもながら、こういうのは面倒だと思いますね。
さて、実際に支給を受けるか?ということですが、考え方はいろいろあるかと思います。制度に反対だから、支給は受けないという考え方。将来、増税という形で絶対にはね返ってくるので、貯蓄して備えようという考え方。くれるものはもらわねば損と、しっかりもらってぱーっと使うという考え方。少しでも生活費や教育費の足しにしたいとまじめに補填を考える方。
同じように受給資格のあるお子さんをお持ちの方は、どう考えるでしょうか?ひとつ言えるのは、決して刹那的ではあってはいけないということでしょうか。目の前の饅頭に食いついた代償があまりに大きかった、なんてことになりませんように…。
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