今日は2011年11月11日、略して書くと111111なんですね。語呂よく、「イイ」記事を書こうかと思いましたが、そんなことばかりを言ってはいられないようです。
以前、ある著名なブロガーの方から、直接か、あるいは又聞きか忘れましたが、このようなアドバイスをいただきました。
ブログを荒れさせたくなければ、政治や軍事の話はやめた方がいいですよ。
その方は、このようなネタで記事を書くと、コメント欄が荒れてしまうからやめておいた方がよいという意図で言われたのではないかと思います。
ですが、真の意図は、政治的な信条や軍備の是非などについて表明することは、反する意見や考えを持つ人からブログが支持されなくなる、すなわちアクセスに影響がある、そのようなところにあるのではないかと思いました。
ですから、耳あたりのよいビジネス系の自己啓発ネタや、中立的なIT絡みのネタなどが(ドキッ)無難ということになるのではと思います。
このブログも、ごくたま〜に政治絡みの話などを書いたりしますが、そういうときには一時的にアクセスも伸びますから、実はこの手の話に興味を持っている人は多いのではないかと思います。
特に、最近の世の中の動きを見ていますと、個人ベースでもっと意見を表明していくことは重要ではないかと切に感じます。
たとえば昨夜(11月10日)の日本経済新聞の夕刊(4版)です。1面にこんな記事が掲載されていました。
「TPP交渉参加 首相、今夕に表明」
この見出しだけを見たら、交渉への参加を、いよいよ表明するのだな、と思います。しかし、この見出しは実は変で、本当は、「TPP交渉参加の是非 首相、今夕に意思表明」とかにならなければならないはずです。
つまり、参加は既定路線で、その最終的な意思を今夕表明するのだ、ととれます。これって一種の世論誘導だと思いませんか?この手の誘導が、最近の新聞、特に日経各紙(日経BPの雑誌等も含む)ではひどかったです。
朝のNHK総合「おはよう日本」でも、この手の運び方が気になって、朝からけったくそ悪い気分になっていました。復興債の召還を与野党で25年にすることで同意しました、って何だそりゃ。
25年って言えば、震災後に生まれた赤ちゃんが25歳になるまで続くのですぞ。しかも、そこできっちり終わる保証なんてないのです。「暫定税率」などというものがあるくらいで、一度作ったおいしい財源をそんな簡単に廃止するわけはないでしょう。名前を変えて延命させるに決まっています。
第4の権力を自負するなら、もっと批判的でありなされ。しかし実態は、政府や企業のスポークスマン兼工作機関。馬鹿馬鹿しくて付き合っていられません。テレビはほとんど視ませんし、この際だから新聞も取るのをやめてしまおうかと思うくらいです。
(でもまぁ、仕事柄、イヤダイヤだと思いながらも付き合わなければならないのがつらいところですが)
ところで、ようやく、この記事のタイトルに関係ある内容に入るのですが、上記の夕刊記事には「表明」とありましたが、ブ田もとい野田総理は、土壇場で日和ったようですね。
参加表明は既定路線だと思っていたマスコミや外務省は、ビックリしたでしょう。まさか、これまでの仕込みがこんな形でひっくり返されるとは思わなかったでしょうから。
あくまでも党内事情に配慮したのか、あるいはTPPの正体が徐々に知れ渡ってきてまずいと思ったのか(あるいは、自分自身で知ってビックリしたか。これはないか)、いずれにしろ留保したわけです。
これは面白くなってきました。某京都大学准教授の先生は、もう終わり、諦めましょう、などとおっしゃっていましたが、諦めるには早すぎます。
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