少しでも科学に興味を持ってもらおうと、息子には某科学教室に通わせているのですが、今回はラジオを作ったということで、持って帰ってきました。
ラジオといいましても、電源のいらない、同調回路と検波回路だけの単純なものです。大昔なら鉱石ラジオとでも呼ぶようなものです。私の子ども時代に、学研の科学の付録にあったのを思い出しました。
しかしこのラジオ、コイルがありません。普通は、コイルとバリコンでLC並列同調回路を形成しますが、このラジオはコイルの代わりに抵抗器を置いて、アンテナをコイル代わりに使用するようです。アンテナ線は、長さをきっちり測ったわけではないですが、数メートルあります。
コイルだと、巻き方でインダクタンスが変化してラジオの周波数帯に合わせるのが難しかったりしますから、ばらつきを防ぐために長さがきっちり決められるアンテナ線を用いたのでしょう。考えていますね。
さっそく回路図を起こしてみました。すごいシンプルですね。バリコンがポリバリコンであるのが残念ですが、検波器はゲルマニウムダイオードのようです。そしてクリスタルイヤホンがなんとも懐かしいですね。
我が家は電波状態が悪くてうまく聴けないのですが、久しぶりに手作り感満載のものを手にして、すごく懐かしくなりました。
コメント
はじめまして。
ひょっとしたら、抵抗ではなくて、マイクロインダクターではないのでしょうか?
抵抗に似てるので間違えそうです。
ただでさえ感度が悪いゲルマニウムラジオに抵抗を使うとは思えないです。
よほど電波が強いと聞こえるでしょうが。電波が強い所だと抵抗もいらないらしいです。
ふうみんさん、コメントありがとうございます。
マイクロインダクター、そういうものがあるのですか。
抵抗のように、カラーコードがあるので、てっきり抵抗と思い込んでいましたが、調べてみる価値はありそうですね。
そのとおりで、わざわざRC回路を組む理由はないのです。このあたりは、電波状況はよくないですし。
今度、よく見てみます。