「上司はキミのどこを見ているのか?」ってそれがわかるのは上司になってからだよね?

最近の新刊ラジオで紹介されていましたが、小倉広さんの「上司はキミのどこを見ているのか?」、対象は上司と呼ばれる人ではないけれど、上司にとっては「うんうん、そうだよ、よく言ってくれたよ。」という内容ですね。

この間も、まさにそういうことに出くわしたばっかりでしたので、余計にそう思ったのかも知れませんね。

私の体験です。

20代の彼、仮にA君としておきますが、病気でしばらく休まなければならない人の仕事を、代打で頼まれました。しかしA君、自分の仕事が忙しい、人の仕事も引き受けて失敗したら会社に悪い、と言って断りました。

その仕事は、結局40代のBさんに頼まれ、Bさんはうまくできるかわかりませんがと引き受けました。慣れない内容で手こずる場面もありましたが、持ち前の粘り強さとでも言うのでしょうか、何だかんだで完結まで持って行けました。

ここで、上司の立場ならA君とBさん、どちらを評価するでしょうか?

A君にとっては、自分のキャパシティを越えて仕事を引き受けて失敗したら会社に迷惑を掛けるという判断でしたので、安全策をとった賢明な判断とも言えます。これに対してBさんは、できるかわかりもしないのにとりあえず引き受けた、うまくいかなかったら会社に迷惑を掛けるかも知れない、無謀な判断だったとも言えます。

しかし私ならBさんを評価しますし、また同じ様な状況が来たら、今度はA君は飛ばしてBさんに依頼するでしょう。この本の中でも同じです。それはなぜでしょうか?

詳しくは、機会があればこの本を読んで欲しいです。特に、若い人には。ちょっとした電車の遅延だけで、オフィスに入るのが定時1分過ぎになるような人にもオススメです。

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