晩夏の朝にコフキコガネに見送られる。

この季節、仕事に出る際にけっこういろんな種類の昆虫に出会うことが多い。今朝は、コフキコガネがいた。この昆虫は夜行性で、おそらく夜間に灯りにつられて飛来してきて、そのまま寝てしまったのかと思われる。

体長は3cmくらいとけっこう大型なので目立つ。道に落ちていたり、ひっくり返ってもがいているよく姿を見かける。

Beetle called 'Kofukikogane', Yokohama, Japan

大きいが、カナブンのような精悍さはない。その名のとおり、全体が粉を吹いたような感じで毛が生えていて、オスには立派なヒゲ(触角)があり、失礼ながら爺(婆)臭い感じもする。

なので、見つけてもさほどうれしくないのだが、変異の激しい種類であるので、「あわわ、初対面かな?」とはじめての出会いを期待するのである。しかし、調べてみたらやっぱりコフキコガネ(亜種の最も基本的な種類)なので、ガッカリするのである。

この個体は、胸部には体毛がほとんどなく、黒っぽいので、一般的なコフキコガネとは違った印象があった。なので手持ちのiPhoneで写真を撮りまくって出社が遅くなってしまったのだが、たまにはこんなのもいいだろう。

虫。というと9割以上の人は嫌がるらしいが、こんな生きものがいなくなったら、その土地は死んだも同然である。ブログ主的には、彼らとの出会いは大切にしていきたいなぁと思っている(二種のGを除く)。

Beetle called 'Kofukikogane', Yokohama, Japan

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