Vista快適化計画(3)

Windows Vistaのシェイプアップの3回目だ。1回目は、画面周りを軽くした。2回目は、スタートアッププログラムを制限した。今回は、サービスプログラムを制限してみようと思う。

Windows_service_01

サービスプログラムとは、表に動作が出てこないが、裏で何か重要なことをしている、そんなプログラムである(UNIX系でデーモンと呼ばれるものに似ている)。たとえば、ネットワークでIPアドレスをもらうDHCPクライアント機能や、Windows ファイアウォールの機能は、サービスプログラムとして動作している。サービスプログラムは非常にたくさんあり、そのそれぞれがどのような機能を持って動いているのか把握するのは、非常に大変である。Windowsに組み込まれているものだけならいいが、アプリケーションのインストールで組み込まれるサービスプログラムもあり(iTunesのiTunes Helperなど)、事態把握の困難さに拍車をかけている。

どのようなサービスがあって、どれが実際に動いているかは、「コントロールパネル」の「システムのメンテナンス」→「管理ツール」→「サービス」から確認できる。UACの対象になっている機能なので、要注意。

「サービス」を起動すると、登録されているすべてのサービスの一覧が出てくる。重要なのは、「名前」「状態」「スタートアップの種類」である。「名前」はもちろん、サービスを識別するためのものだが、「状態」は現在そのサービスが動作中か?ということを表している。「開始」となっていればそのサービスは動作中で、空白ならば動作していない。「スタートアップの種類」は、「自動」「自動(遅延開始)」「手動」「無効」の4種類で、「自動」ならばそのサービスはVistaの起動と同時に起動すると思ってよい。また「手動」であればそのサービスは明示的に起動してやる必要があるし、「無効」なら存在そのものがないものとして扱われる(2回目で紹介したmsconfigでは表示されなくなる)。ちなみに「自動(遅延開始)」は文字どおり遅延して開始させるというもので、Microsoftによれば通常の開始タイミングの2分後に開始されるそうだ。

さて、開始するサービスを絞れば、起動も速くなり、メモリの消費も抑えられる、ということは理解できる。そこで問題になるのは、「どのサービスを停止させたら?」ということである。冒頭でも触れたように、実はこれは簡単ではない。Windows Vistaが動作する上で必須のものもあるし、止めたことで使えなくなる機能もあるかも知れない。要するに、個々のサービスについて、機能および役割を理解した上で止めるのが重要だ。

メモリを食い、ディスクアクセスを増加させるサービスといえば、「Superfetch」と「Windows Search」である。それぞれ、「スーパーフェッチ」というアプリケーションの起動を高速化する機能と、Windows上でファイル検索を高速化する機能を司っている。実は、これらの機能は、あまりマシンパワーのないノートPCには負荷が大きい。そこで、これらの機能を「手動」にして自動起動しないようにしてしまう。これによって、アプリケーション起動は通常どおりとなり若干時間がかかるが、気になるほどではない。またインデックスを用いた高速検索を使えなくなるが、Windows XPレベルに戻るだけの話である。頻繁にファイルを探すような人でなければ、問題ない(と思う)。

私の場合、iTunesのインストールで登録されてしまうApple Mobile DeviceやBonjourなども止めてしまった。iPhoneなどを使わないし、Apple製の無線スピーカーなども使わないので不要だ。

また、Adobe Photoshop Elementsのインストールで登録されるAdobe Active File Monitor V6も止めてしまった。だがこれを行うと、Photoshop Elementsの写真管理機能で、新規の画像追加を検出できなくなったので、至急元に戻した。このように、思わぬところで使えなくなる機能が出てくるから要注意だ。

また、Routing and Remote Accessという名前と説明を読んで、ルーティングとリモートアクセスには関係ないからと止めてしまったら、通信カードを使った通信ができなくなるという状態に陥ってしまった。これも元に戻すことで使用可能になったが、ここまで行くと無茶は避けた方がいいのでは?という気がする。

だが、起動後すぐに使わない機能なら、上記の「自動(遅延開始)」を指定することで、サービスの起動を遅らすことができるので、Windows Vistaの起動を少しは速くできるかも知れない。

09/02/19追記

Windows Searchは、「無効」にしておかないと起動してしまうようだ。「インデックスのオプション」で検索対象をすべて削除してしまっても、である。これは潔く「無効」にするしかないようだ。わずらわしいディスクアクセスがまったくなくなって快適になる。

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