ドライブレコーダー装着記、中編です。実機を眺めてみて、設定やアプリケーションについても見てみます。
前編はこちら:スバル車に純正ドライブレコーダーを装着してみた(前編)
実機を眺めてみる
カメラは、フロントウインドウから見える、ここ(冒頭の写真を参照)。アイサイトの2基、ハイビームアシストのための1基、そしてドラレコ用の1基として、計4基のカメラがフロントウインドウから正面を睨みます。これってけっこうすごくないですか?
本体は、グローブボックスの中にあります。このようにカバーを開けると、逆さまに設置されています。場所的に暗いので、メモリーカードの装脱着など、多少難儀することもありますが、まぁ問題ないです。音声録音のON/MUTEボタンと、イベント(EVENT)ボタンがあります。イベントボタンを押すと、録画中の動画の特定範囲が保護されます。
メモリーカードを大容量のものに替える
付属のメモリーカード(8GBのマイクロSD)では、正直言いまして役不足です。標準録画モードで2時間(120分)・高画質モードで100分では、あっという間に上書きされて、旅の記録という用途を果たせません。そこで、32GBのカードを別途購入、そちらを使用することにしました。これなら、高画質モードでも400分と、休日のお出かけの記録には十分です。なお、マイクロSDは書き込み速度の高いクラス10が必須です。また、SLCかpSLCの高耐久のものを選ぶ方がよいですが、週末程度の利用ではあまり神経質になる必要もないと思います。純正品は高く16GBのものまでしかないので、同性能のものを電気店などで購入した方が絶対に安いです。
このメモリーカードを、エンジンを始動させる前に装着します。そうすることで、エンジンを始動させると必要な初期化を行ってくれて、すぐに使用可能になります。ちなみに、64GBのカードは、フォーマットがexFATになるので使えません(FAT32まで)。何ごとも、欲をかくと碌なことにならないようです。
設定を変えてみる
ドラレコの設定は、このメモリーカードをPCにつないだ状態で、専用のビューワーアプリ(DR_Viewer_S16)から行います。ドラレコ本体からではできません。ですので、エンジンを切り(ここが必須)、ドラレコ本体の書き込み中LEDの点滅が止まってから抜き、PCに装着します。この一連の流れはわりと重要で、メモリーカードを装着⇒エンジン始動⇒走行中の記録⇒エンジン停止⇒メモリーカードを抜く⇒ビューワーで閲覧・バックアップ・設定変更、というようなサイクルになります。
設定ですが、「高画質モード(400分)」「リヤビューカメラの録画あり」「駐車時録画あり」を標準の設定から変更しています。なお、標準の記録レートは28fps(フレーム/秒)ですが、リヤカメラの録画を行うと13fpsにほぼ半減します(リヤビューカメラの録画はアナログで640×480ピクセル)。このおかげで記録サイズは減ってさらに長時間の録画が可能になります。高画質モード/32GBで480分(8時間)です。ただしフロントカメラからの動画のスムースさが多少失われます。
走り出してみる
さて、準備が整ったので、さっそく利用を始めました。といっても走るだけです。走っている間はひたすら記録するだけでカメラからの映像を見ることはできませんので、ドラレコに関しては特に何もすることはありません。ただ、万が一のときには、音声記録や録画保護など、本体のボタンを操作して行うことがありますので、マニュアルは一読しておいた方がよいです。「ピッ」とか「ピッピッピッ」などと鳴るので、意味がわからないと対処のしようがありません。あまりマニュアルを読まない私も、しっかり読んでおきました。
ちなみに駐車時録画ありだと、衝撃を検知してから60秒間の映像が記録されます(ドライブレコーダーカメラのみ)。このとき、エンジンをONにすると、かなり長めの「ピーッピピピ…」のように鳴って知らせてくれます。何が起きたのか即座に視てみたいものですが、このときに役立つのがスマホ再生です。
次回は後編として、ビューワーの使い勝手や画質、スマホ再生について見てみます。
コメント