今日は天気もよく、いろいろな花も咲き始めているだろうということで、近くの県営の公園に行く。気軽に行ける圏内にはいくつかあるが、今回は神奈川県立の東高根森林公園に行く。高速道路脇、天然記念物のシラカシ林もある、県内有数の自然公園である。
お目当ては、この季節、どんな花が観賞できるか?ということであった。でもその前に…。
やっぱり猫がいる。しかも、肥えている。ビジターセンターの張り紙にもあるぞ。いけない順に…。
- 猫を捨てること。
- 猫に餌をあげること。
- 猫を構うこと。
- 猫の写真を撮ること。
ということらしい(最後の二個は怪しい)。捨て猫が住み着き、誰かがおもしろ半分に餌をあげれば猫はいつき、餌で周囲は汚れる。猫に罪はないのだ。
ここで撮影した写真は、マイフォトの方に載せていこう。
あまりうるさいことは書きたくないと思いつつも、やっぱり書かないと気が済まないので、書いておく。それは、こういう公園で植物や動物の採集活動にいそしむ人たちのことだ。県営の公園で、入場も無料だから、気軽に近くの公園に遊びに来ているという感じなのだろう。もちろんどういう気持ちで来ようと勝手だが、認識は改めなければならない。
特に湿地帯で顕著だが、ここには湿地特有の植物や、田んぼなどをこしらえてある。水辺の植物などのためにちょっとした池も作ってある。こんな写真も撮ることができた。
左の写真には、写ってはいないがオタマジャクシもいる。成長すれば、右のようになるのだろう(で、でかい!)。こともあろうに、この湿地帯に入り込んで、大きなバケツを持って採集活動に勤しんでいる小学生がいる。こういうガキは、叱りとばしてやればいい。大義名分もある。「動物・植物の採集禁止」という看板もある。道理からいっても正当性は十分だ。
こういう子供なら、まだ注意しなければならないと思う。知らないということもあるだろうし。しかし信じられないのは、率先して採集活動を行っている大人の何と多いことかということである。釣り糸を垂れておそらくはザリガニ釣りでもしているのだろうが、その程度なら可愛らしい。大きな網でぐっとすくって、上のようなメダカやオタマジャクシを一気にバケツに投入している輩もいる。もう何をかいわんやである。大きな網、水槽、巨大バケツは、どうやらこういう人たちの三種の神器のようで、時間が経てばどんどん増えてくる。もしかしたら、この湿地の生き物は取り尽くされてしまうのではないかとも思える。
どこの公園にでもいるこういう人たちに、はっきり言おう。
こういうところの生き物は、保護されて現状を保っています。
そこらの水溜まりや、山奥に自然に生息しているのとは違います。
無理なく近づけるのは、観察しやすくするためで、捕獲のためではありません。
あなた方風に言うなら、コストがかかっているのです。
しかし、こういう場所に来たら、とにかく何かを持って帰るとか、収穫物がないと気が済まないというのは困りものだ。こういう人たちは、とにかく何でも消費することに慣れっこになってしまっているのだ。消費するためには、それを生み出す行為が必要で、それは労苦を伴うこともあるものなのだが、そこまでには考えが及ばないらしい。ときには、消費しないという気持ちも大事だ。つくずくそう思った次第である。
でも、せっかくこういう公園に行っても、リラックスできないのは損な性分であるなぁ。いっそのこと、周囲に同調して、採りまくり~の、捨てまくり~の、騒ぎまくり~の、なんてできたら楽しいだろうな。って、んなこた~ない。
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