愛用のLet’s Noteには、セキュリティ保持のためにNorton Internet Securityを入れている。昨年5月の購入時にインストールし、1年の歳月を経て購読期間が終了した。購読とは、プログラムやウィルスアップデートを受けることで、1年間は購入時の状態で受けられるが、それ以降に購読したければ延長の権利を購入する必要がある。
実は、Symantecのようなセキュリティベンダーは、この購読が重要な収益源だったりする。ウィルスをはじめ日々刻々変化する状況に対応するには日々技術的な対応が必要になるが、そういうコストをアプリケーションの販売収益だけで得るのはビジネスモデル的に不利なものがあるのだろう。このへんは、普通のビジネスアプリケーションと異なる点だ。
ということで購読期間終了の警告は、かなりしつこく受ける。使っていたのは2004というバージョンで、2005というバージョンが出ているのは知っていたが、機能的にたいした違いはないようなので、試しに購読期間を延長してみようと考えた。このためには、Symantec Shopという同社直営のECサイトで延長権利を購入する。
で、1年延長の価格は?4,200円(税込み)である。けっこうするなぁ。ちなみに、Norton Internet Security 2005 キャンペーン版の価格は約5,500円だ。これをたいして変わらないと見るか、やっぱり差があると見るべきか。私は、こんくらいの差ならバージョンアップしてしまえ、と思ってしまった。果たして、これは吉と出るのか。
Norton Internet Security 2005は、愛用のJust MyShopから購入する。バースデイポイントも付いて、お買い得だ。本当は邪魔なパッケージのないダウンロード版がいいのだが、価格逆転が起きるらしく販売停止になっていた。残念。
キャンペーン版には、「できる~」とかいう副読本が付いてくるが、はっきり言って邪魔である。初心者へのアピール効果を狙っているのだろうが、Norton Internet Securityははっきり言って初心者には難しすぎる。いや、初心者とは思ってない私でも難しいというかよくわからんのだ。管理者としてのスキルを必要としていると言えよう。
インストールには、CD-ROMを使用する。CD-ROMの裏面には、インストール用のキーコードが印字されている。イヤな感じだ。さらに読むと、15日以内にアクティブ化しないと、機能が使えなくなるとか、書いてある。これは、もしやアクティベーションでは?Microsoftが初陣を切って世間の非難を浴びつつ決行したアクティベーションの仕組みは、それがほぼ受け入れられたのではないかというあたりで、Adobe Systemsも導入した。そして、Symantecもである。これなら、1個の製品でいくつもインストールするなんてできないもんな。え?別にそういうことはしませんが?
機能的には、ほとんど違いはないが、スッキリした感じだとは書いておこう。タスクトレイのアイコンは、1個になった。従来は、Norton Internet SecurityとNorton AntiVirusが別のアプリケーションという感じだったが(事実そうだが)、一個のアプリケーションという感じにあった。アイコンのデザインも変わった。気のせいか、動きも速くなったような気がする。メモリも食わなくなった?これは完全に気のせいだ。
しかしながら、Symantecの価格設定には脱帽だ。
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