しじみの身は食べるものか?

kanaさんから振ってもらったお題を追求してみよう。しじみのみそ汁はとても美味しく、特に大酒を食らった翌朝には染み渡るような感じがするものだが、果たして椀に残ったしじみの身は食べるべきなのであろうか?

結論を言う前に、しじみの効用を見てみよう。「宍道湖畔のしじみの学校」によれば、細かな成分分析は別として、肝臓によい成分(メチオニン、タウリン、ビタミンB12)、風邪や感染症を防ぐ成分(たんぱく質、レクチン)、貧血によい成分(ビタミンB12、鉄分)、あと豊富なミネラルが含まれるとある。そうだなぁ、つくずくあの独特のうま味は、しじみ特有でしみじみとする。酒飲みとしては嬉しい限りだ。

しじみの栄養素は、みそ汁などで煮ることで、汁の中に出てくる。だから、あのようなうまさになるわけだが、栄養のすべてが汁に出てくるわけではなく、身の方にも半分ほど残るようだ。だから、しじみの栄養を完全に摂りたければ、汁をしっかり飲み、身もしっかり食べるのがよろしいらしい。

だがあの小さな貝から身をほじくる作業はかなり面倒なものとも言える。大きめのものならともかく、小さなものばかりだと「あ~もういいや!」となりがちである。だが諦めてはいけない。蟹の足から身をほじくり出す根気と執念があれば、しじみなど訳ないはずだ。

ちなみに私は「時間があるときは食べる派」である。しじみのみそ汁は、たいてい朝に出てくる。朝にしじみの身を突いている時間は…。ごめんよ、しじみちゃん。(←というキャラクタはいなかったか?)

コメント

  1. 野の花 より:

    今、この日記が目について、読んだらいてもたってもいられなくなって、シジミで有名な宍道湖の近くに住んでいる者としてコメントさせていただきます。ぜひ。身の方も食べるべきです。身を捨てるなどもったいなくてバチが当たります。お店に出ているシジミの大多数はシジミ獲りの舟が獲ったものでしょうが、お年寄りが浅瀬に入って、ザルのようなもので獲って、家々を売り歩いて来られることもあります。砂抜きをするのも大変な作業です。お店に出回っているシジミは大抵砂が抜いてあったりしますが、獲ったばかりのシジミはものすごく砂を含んでいますから。買ったシジミ、後はご自由に・・・とは思いますが、私は絶対に一粒残さず食べ尽くします。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    古い記事にコメントありがとうございます。
    いつかいわれるんじゃないかと思っていましたが…。
    ちなみに、この記事の投稿後は、しじみは全部ほじくって食べているような気がします。
    アサリの身を残すバカはいませんから、シジミも同じですよね。
    宍道湖のシジミ、こっちでは入手もできませんが、濃い味と評判のシジミ、食べてみたいですね。

  3. 野の花 より:

    本当に随分前の記事ですね。送信しようと思ったら、数字とアルファベッドが出て来て、間違えずにまねするまで送信出来ず、緊張しました(笑)。
    >アサリの身を残すバカはいませんから、シジミも同じですよね。
    そうそう、食べ物は粗末にしてはいけません。たとえ一粒でも、自分の身を犠牲にして食べ物になってくれたですから。ごめんなさい、お説教みたいな口調で(笑)。
    宍道湖産のシジミは大粒ですから、面倒だなんて思うスキもないでしょうね。

  4. なおさん より:

    野の花さん、
    宍道湖の大粒のシジミを、食べてみたいものです。じゅるっ。