携帯電話は宝の山?

9月1日付・日本テレビ系列・ズームインスーパーで、辛坊次郎がおっしゃってました。携帯電話は、宝の山なんですと。銅、銀、金といった貴金属が、天然の鉱石より多い比率で含まれているそうな。なので、不要になった携帯電話を引き出しにしまい込まず、積極的にリサイクルに出そう、という趣旨であった。

私なんかも、昔は機種変更した携帯を引き取ってもらっていたが、前モデルのD505iは手元にある。何で、手元にあるかというと、メールもそうだが、オンラインでダウンロードした著作権保護のあるデータがそっくり残っているからだ。壁紙、着メロ、そういったものは、基本的に外部に持ち出せない。メールで送信したり、外部メディアに書き出したり、そういうことが禁止されているので、どうしようもない。せっかくお金を払って入手したコンテンツを、そのまま破棄したくもない。なので、未練たらたらで使いもしない携帯電話が手元に残っているというわけだ。

そういう事情を察してか、ドコモは携帯電話の中身をCD-Rなどのメディアに書き出し、本体はその場で廃棄する、というサービスを始めるそうだ。これなら、アドレス帳の情報が心配といった層にも有効である。ただし、著作権保護のあるデータまでも取り出せるかは定かでない。取り出せても、違う機種で使用できるとは限らない。このへんが、「クローズ」な携帯電話業界の泣き所だ。

それにしても、携帯電話は最新ソフトウェアテクノロジー、アッセンブリテクノロジーなどの集大成である。ちょっと前のハイエンドコンピュータの中身がここに凝縮されている。金属資源もそうだが、もう少しでいいので、そのすごさを認識した上で使わないと、作ったひとも浮かばれないような気がする。

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