このブログを読んでくれている希少な方ならご存じと思いますが、私は携帯音楽プレイヤーiPodのユーザーです。しかも40GBのモデルなので、いくらでも楽曲データが入るという代物です。まだ半分も埋まっていません。いや、半分近く埋まっているだけでもすごいかもと思ってしまうのですが、それにしてもとてつもない数の楽曲が一台のハードウェアに収まってしまうのはすごいですねぇ。
この携帯音楽プレイヤー、手持ちの楽曲をすべて持ち歩いて、いつでも聴くことができるのが最大の魅力なのですが、よくある聴き方としてはレーティングを高くした曲をランダムで再生する、そんなのが多いのではないでしょうか?これはこれで、お気に入りの曲が次々と聴けて楽しいものですが、何かちょっと、刹那的な感じもしないでもないですねぇ。
もともと、楽曲はCDとかそういうのであるわけなのですけど、CDというのは基本的に1アーチスト、オムニバス盤というのもありますが、基本的にはひとり、あるいは1グループについてCDというのが作られているわけです。CDを聴く場合には、必然的に1シンガー、1プレイヤー、1グループ、そういう聴き方になるわけですね。
なんでこんなこと書いているかというと、CDを1枚コンポにセットし、一日じっくりと聴く、という楽しみを発見したからなんですねぇ。購入したCD、借りてきたCD、そんなのをコンポにセットし、一日中流す、それはそのプレイヤーの味、アルバムのテイスト、そんなのを味わうには最適な聴き方と思うわけです。
別に、iPodが悪いわけじゃありません、これはこれで素晴らしいテクノロジですし、同じ聴き方は十分にできます。ですが、そこにはたくさんの楽曲があるばかりに、ひとつの曲、ひとつのアルバム、ひとつのアーチストをじっくり聴き込む、そんな楽しみがしにくいような気がします。
携帯音楽プレイヤーは便利だ、だけどCDを一枚じっくりと聴き込む楽しみを見つけてしまった、そんな感じで自分の音楽スタイルにぐらつきが出ている、そんな感じなのです…。
コメント
おっしゃる事分かります。
携帯プレーヤーはその名の通り携帯用で
ながら音楽を楽しむ時に使えばいいのでは?
私はCD一枚の中からお気に入りを数曲入れていますが
たまにはちゃんとCD一枚を全曲聞きたくなる時もあります。
朝夕の家事をしながら聞くのは携帯用で
落ち着いて聞く時間のある時はCDでと
使い分けています。
そうですね~、でもなまじ容量があるから、何でも入れてしまって、いつのまにか携帯件据え置きプレーヤーになってしまうのでしょうね。私のオーディオには、iPodのドックが付いていますし…。
それにしても、CDをケースから取り出し、デッキにセットし、再生ボタンを押すというアクションは、基本的かつ、これから聴くぞ、という決意に満ちあふれた行為と、改めて思いますね。