この世から消えるということ

長崎で事件が起きる。人がこの世から強制的に消し去られることがどういうことか…。ふとしたきっかけあるごとに、いくつもの事件の被害にあった人やその周りの人たちのことを思い出す。胸を痛めても、誰かを憎んでもどうしようもない、お門違いなことだとは思いつつ、それでも記憶は消え去ることはない。

手をかける側には正当と思いこみたい理由があろうと、断じて人の生を奪うことはできないはず。人の生を奪うということは、その人の未来を奪うこと、その人のそれまでの人生を踏みにじること、周りの人との縁(ゆかり)を断ち切ること。夢のための努力も、愛し愛され育んできた関係も、すべて「ゼロ」にされてしまう。「なぜ人を殺してはいけないの?」と聞かれれば、「される立場になって考えてみなさい。」と答えるだろう。身に覚えがなければ、あまりの理不尽さに、怒り、悲しみ、憎むだろう。生を奪われるとは、そういうことだ。

とても経済がテーマのコミックスとは思えないような、ちょっと浮いたトピックがあるのを見つけ、こんなことを書いてしまった。慣れない文は書くもんじゃないね。

頭取野崎修平 8 (8)

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