東京地方は、週明けから冬が戻ったかのように冷え込んだ。そんな中でも桜はけなげに咲いている…。昼食後に寄った東京ミッドタウンと、隣接する檜町公園、そこでの桜はどうだったか…。アップばかりででは場所もへったくれもないので、建物と絡めてみた。どうだろうか?
撮影機材:オリンパス μDIGITAL 800
東京ミッドタウンは、旧防衛庁檜町庁舎の跡地に建てられている。売りはもちろんその施設内容にあるのだろうが、その土地にもとからあったものを活かしているというのも特徴と言えそうだ。旧毛利邸の石、防衛庁庁舎内にあった樹木など、場所を変えて生きているらしい。今植わっている桜なども、もとから敷地内にあったものを移植したようだ。何でもかんでも更地にしてしまったりすることも多い現状で、多少は評価されるべき点と言えようか。
檜町公園は、旧防衛庁の裏手にあるという公園であったが、すっかり整備されて東京ミッドタウンと一体化した(それでも境界を示す案内が随所にある)。かつては児童公園という趣だったが、現在は庭園という感じになり、人工池の周りでくつろいだり、東屋で談笑したり、芝生の上で遊んだりもできる。バラエティに富んだ植生も魅力だ。
ここからしばらく、枝垂れ桜。赤いのやら白いのやら。品種は、よくわからない…。
あとはおまけ。桜以外で撮ったもの。お馴染み、ミツマタの花。黄色かったり、赤かったり。
オウゴンマサキ。きらめくような葉が目立ち始める。
ほかにもいろいろ…。でも名前がわからない。残念。
コメント
都会の桜はやっぱり垢抜けて、洗練された趣を持っていますね。こちらの桜は山や公園、住宅地にあって、背も高く感じて存在感を誇っています。一方、都会の桜は、その何倍もの背の高いビルの下にあって、植物というよりもビルの装飾のような感じを受けました(実際は違っていたらごめんなさい)。ちょっと無機質な感じに見えるのは、近くに緑が少ないからでしょうか。最後の写真、思わず菜の花かと思いました。さわやかな、目にしみるような若葉ですね。
野の花さん、
都会(というのかどうか)の桜は、街を構成するパーツのような感じで、装飾というのは当たっているかも知れませんね。
ここの桜は、もとあった場所から移植されたばかりなので、周囲の緑や建物との調和というのが、まだとれていないのかも知れません。なんだか、取って付けたよう、という感じは否めませんね。キレイはキレイなんですけどね。
オウゴンマサキは、遠目に見れば黄色い花です。近寄れば、葉っぱだとわかるのですけどね。同じく、若葉が赤い、名前を忘れてしまった低木もあります。
なおさんはやはり言葉のプロですね。桜のことを「街を構成するパーツ」という言葉、ぴったりだと思います。そして、まだ街との調和がとれていないというのも、きっと当たっていると思います。
背の低い赤い木、私もわかりますが、名前までは知りません。なおさんのブログ、花の知識が身についていいですね。この前も、足立美術館で榊の花がすぐにわかりました。
野の花さん、
「言葉のプロ」だなんて照れますね、でも言葉でメシを食べているので、そういう意味ではプロでしょうね。
「街を構成するパーツ」という表現は、私は前向きな意味で使っていないんですよ。植え込みを作るときも、建物を造って周囲に緑を配置するときも、単なるパーツとしてしか扱われていないんじゃないかという光景をよく見るので(建て替えや工事のときなどに伐採したり切り倒したり)、生きた植物としてもっと接しようよとか思うことがあります。
背の低い赤い木は、ベニカナメモチ(紅要黐)と言うようです。葉が青くなるころに、白い花が咲くようです。私も、暇があったら図鑑など見るようになってきて、見かける花や植物の名前などがわかってきて楽しいです。