Windows Vista Ultimateへのアップグレードの2回目である。アップグレードは(これに限らないが)、必ず重要なファイルをバックアップしてから行おう。これを怠ると、後で後悔するかも知れない。いや、きっと後悔する。私だったら、きっとひどい目に遭って後悔するだろう。
アップグレードは、Windowsが起動している状態で行う。パッケージに入っているDVD-ROMをセットすれば、自動的にインストーラが立ち上がる。ただし、DVD-ROMは2枚入っており、x86(32ビット版)とx64(64ビット版)に分かれているので注意。普通は、32ビット版の方を入れる。DVD-ROMをセットすると、次のようなインストーラ画面となる。
「互換性をオンラインで確認する」を選ぶとWebブラウザからMicrosoftのサイトにつながるが、確認と言っても面倒な作業である(自動でやってくれるわけでもない)。そこで、「おそらくは互換性がある」と割り切って、「今すぐインストール」を選んで先に進んでしまう。
「インストールの重要な更新プログラムの取得」とあるので、ここは迷わず「取得する」を選ぶ。ただし説明にもあるように、インターネットがずっと使える必要がある。無線LANやダイヤルアップ環境では要注意だ。私の場合、途中で無線LANの接続が切れたらしく、ダイヤルアップの接続をしにいって、それが低速なために難儀な目に遭った。
更新プログラムを検索中とあるので、言われるとおりにしばらく待つ。
ライセンスキーを入れる。もちろん、ここで入れた方がよい。ここで入れておくと自動的にエディションが判別されるので、次の画面は出ない。
ライセンスキーを入れなかった場合、エディションをここで選択する。ここでウソをつくと、後でライセンス認証をする際にばれるので、正直に申告すること。なお、この後にかなり長いディスクアクセスが続くが、怖がらないこと。
ここは承諾して先に進もう。
ここで「アップグレード」を選ぶと、いよいよアップグレードが開始される。
アップグレード中の画面はとれていないのだが、画面にあるように「数時間」もかかる。しかも何回も再起動するので、以下の点に注意した方がいいだろう。
- PCを使ってやることがあるならアップグレードを行わないこと。
- 夜中に始めないこと。朝になってもPCが使えない可能性がある。
- 絶対に電池駆動で行わないこと。
- BIOSに起動パスワードを設定しないこと。そこで作業が中断する。
私などは夜中に始めたが(ものの1, 2時間とたかをくくっていた)、余りに時間がかかり眠ってしまい、再起動してもパスワードをを入れる人もおらず(寝てるからな)、そこで作業は中断し、気付いてパスワードを入れて先に進ませてもロスはバカにならず、それで朝になっても終わらないのであった。
朝になっても終わらないのに仕事に行かねばならず、しかたないのでアップグレード中のPCをバッグに入れて出掛けたが(放熱対策も実施)途中でバッテリー切れになり、勤務先で電源につないで再起動したら何とアップグレードを再開した。むむむなかなかやるなと思いつつしばらく待っていると、
「アップグレードに失敗しました。」
と出たのであった…。やはり途中で一回落ちたのがまずかったかと思い、そういえばこういう場合はどうするのか?と少し怖くなってきたが、再起動したら何と「アップグレード前の状態に戻す(ROLLBACK)」というオプションが表示されるではないか。これを迷わず選ぶと、またもかなりの時間をかけてロールバック操作を行ってアップグレードを始める時点の状態に戻してくれた。
いや、本当に戻った。こういうのってあまり信用していないのだが、本当に戻った。なかなかやるな、と思った。で、とりあえずアップグレードには失敗したと言うことで、今度は時間が十分にあるときに、万全の体制で臨みたいと思うのであった。
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