今日は(いわれは知らないが)七草がゆの日であった。ふつうは朝に食べるものとされているらしいが、忙しい朝にはなかなかゆっくりと味わうというわけにもいかないので、夜にいただいた。
七草がゆに入れるのは、春の七草。セリ、ナズナ(ペンペングサ)、オギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ニワトリグサ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(かぶら)、スズシロ(ダイコン)の7種。そのへんに生えていそうな野草ばかりである。特に、コオニタビラコが食べれるなんて知らなかった。
今回は、生の七草を入手し、湯がいて調理し、おかゆの上にトッピングした。食べてみれば、青臭い、まさに野草である。だが、妙にすがすがしい。塩気を補うために梅干しを添えてもいい。だが、そのままいただくのがよいようだ。正月料理で疲れた胃腸には、おかゆとあいまってやさしい食べ物だと思う。
ちなみに秋の七草というのもあり、クズやナデシコなど、やはり野草である。こちらはおかゆでいただくわけではなく、ふつうに生薬として用いられるようだ。 ふだんは見向きもされない野草たちにも、秘めた思いがけない力があることを知るよい機会である。続けたい。
コメント
うちでも毎年、7日には七草粥をいただきます。
1パック398円というのを使います。でも、それを出してみれば、畑の雑草として生えているものたちばかりなのです。買うなんてもったいない・・・と思いつつ、毎年の慣わしとしています。「野草を食べる」とかいう本がありますが、それを見るとほとんどの野草は食べられそうです。子供が小さな頃は、その本を片手に、さまざまな野草を摘みに野を歩いたものでした。草つて食べられるのですね。
野の花さん、
そういえば、そのへんに生えているなら、7日に限らず食べてもいいわけですよね。調べれば、それぞれ効用があるようですから、普段から食べてもいいような気がしますが、なぜかそういう気持ちにはなりませんね。なぜなんでしょう。