私は、未だに「Outlook 2002」を使っている。これは、「2003」とか「2007」にアップグレードしていない(できない)からだが、さすがに長い間使っていると困ったことが起きるようになる。ある日、Outlookを起動しようとしたら、受信トレイが壊れているので起動できない、と言われる。で、受信トレイ修復ツールを使え、と言われる。何なのだ、それは。
Outlookが起動できないのだから、Outlookから起動するものではあるまい。では、スタートメニューからか?と思い探したが、そのようなものはない。はて、ということでMicrosoftのサポートサイトで調べたら、インストールされるがメニューには現れないユーティリティを使うということだった。
そのユーティリティは、scanpst.exeである。pstをscanするということだろう(pstとは、Outlookのデータファイルの拡張子である)。さっそく探すと、2002ではここにあるということだった(バージョンによって違うらしい)。
C:\Program Files\Common Files\System\Mapi\1041
さっそく起動すると、データファイル名を指定しろといわれる。案外とここが関門かも知れないが、たいていの場合はC:\Documents and Settings\user\Local Settings\ApplicationData\Microsoft\Outlook\outlook.pstという果てしなく長いファイル名になると思われる。ファイルを指定して「開始」ボタンを押すと、修復のためのスキャンが開始される。
スキャンが終わると、実際に修復するか聞かれる。
これで「修復」ボタンを押せば修復される。もとのファイルのバックアップは作成しておいた方がよい。
さて、これでOutlookが立ち上がるようになったが、フォルダがやたらたくさん作成されたのには参った。一つ一つチェックし、適切な場所に移動したり、とりあえず大変だ。だが、何もなくなるよりはまし、こんなツールでも用意しておいてくれると助かる。
いや、それ以前に壊れなければよいのだが…。
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