入学式―懐かしの地を歩く(2)

前回の続き。入学式を終えて、母校のある懐かしい地をさまよった。新しい道ができたせいか、最初は道に迷った(かなり外れの方に出てしまった)。で、神社を目印に少し道を戻ると、布多天神社の参道にたどり着く。人気もあまりなく、静かな神社である。このあたりは布田町というが、もとは「布多」であったのだろうと思う。ご祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)と菅原道真公ということだ。

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境内の枝垂れ桜がきれいであった。

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広い境内。初詣などではさぞや賑わうものと想像する。

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謎の雄牛様。よく説明を読んでこなかったのが残念。

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布多天神社を離れて駅の方に少し進むと、調布大正寺がある。竜宮城を思わせる入口の脇には、見事なソメイヨシノ。見た目に圧倒されて中に入るのがはばかられた(妙に着飾った和装のご婦人が多数中にいたせいもある)。聞けば、落ち着きのあるよいお寺と言うこと。今度機会があれば、お参りに入らせていただこうかと思う。

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さてお待たせの鬼太郎である。古い商店街である天神通りには、お馴染みの鬼太郎キャラの人形が、ひととおり並んでいる。なぜ調布に鬼太郎が?と言えば、水木先生が現在住んでいらっしゃるのが、東京都調布市だからである。出身は鳥取県境港市なので、この二箇所が水木先生ゆかりの地として名乗るに相応しいと言えよう。ちなみに、調布深大寺には「鬼太郎茶屋・深大寺店」があるそうだ。いちど赴いてみたいものである。

おなじみ鬼太郎と目玉おやじ。

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塗り壁。バックの古い家が、雰囲気を出している。

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猫娘といったん木綿。現在放映中のアニメでは、猫娘はかわいくなりすぎたなぁ、と思う。

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出ました、ネズミ男。飯屋の前にこの男がいるのもどうかと思うが…。あまり食欲はそそられない感じである。

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鬼太郎と目玉おやじは、ここまでの2箇所と、入口上(前回紹介)の計3箇所にいる。

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ここが参道の入口。

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思いも寄らぬものに出会った、春の一日であった。

コメント

  1. 野の花 より:

    調布の鬼太郎はやはりそういうわけでしたか。境港はブロンズ像で、時々盗難にも遭っています。調布の鬼太郎とその仲間は大丈夫でしょうか。そういえば、水木先生(なおさんを見習って)のお宅は増築して継ぎ足して広くした家で、とてつもなく迷路のようだとご本人が書かれていました。ずっと以前に読んだ著書「寝ぼけ人生」、とてもおもしろかったです。今は娘さんの水木悦子さんの書かれた「お父ちゃんと私」を読み始めています。水木先生は桁はずれにおもしろおかしい大物です(笑)。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    水木先生の家は、旅館のような迷路のようになっているのですか?一度、見に行きたいものです。
    そういえば、水木先生は、漫画だけでなくトークも面白いとかで、当然書いたものも面白いのでしょう。今度、本を探してみます。
    奥さんの「ゲゲゲの女房」も面白いようですよ。娘さんも本を書いているのですね、すごい一族と思います。

  3. 野の花 より:

    一昨日の新聞に載っていましたが、来年春からのNHK朝のドラマに「ゲゲゲの女房」が決定したそうです。水木先生の出身地の境港市と私の住む安来市も奥様の出身地ということで、ロケが行われるそうです。機会があればご覧になってくださいね。私もそれまでに原作を読みたいです。

  4. なおさん より:

    野の花さん、
    「ゲゲゲの女房」がNHK朝の連ドラに?本当でしょうか?
    NHKも、ずいぶん思い切ったことをしましたね。
    「ゲゲゲの女房」は読んでいないので、これは読んでおかなければなりませんね。