「寺家ふるさとの森」は、「寺家ふるさと村」の一部分である。横浜市青葉区寺家町を中心としたこの一帯は、一種の村おこしのような状態になっている。これまで、森を中心とした風景を紹介したので、ふるさと村までテリトリーを広げて、紹介したい。
休憩所&食堂である「四季の家」。
左が食堂、正面が展示場、右側が休憩所、そんな感じだ。
食堂の部分は、「寺家&鰻寮」という名前らしい。看板のとおり、ウナギと蕎麦が売り物のようである。
写真には撮らなかったが、ここでお昼をいただいた。私は「山菜なめこ蕎麦」+「鰻まぶしミニ丼」、息子は「天ざるせいろ」であった(本当にエビ天の好きな奴だ)。値段は、ひとり1,500円ほどにもなって、とても「市民の森」的雰囲気ではないのだが、蕎麦も鰻もご飯も美味しいものであった。ただ、漬け物はかなり浅漬かりで、もう少し発酵させてもよかったのではないかと思う。
この団子もいただいた。「四季の家」の脇で、おじさん、おじいさんがうすで餅をついている。できあがった餅は、速攻で売り場に運ばれる。私らの購入したのは「草餅」で、よもぎの苦みのするつきたての餅に、手作りと思われるあんこの組み合わせが美味しかった。あんこのほかに、きなこバージョンもある。
この足で、「熊野神社」に向かう。この神社は、日吉にある「熊野神社」を分祀したものということだ。御祭神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)ということで、この神様から見ると非常に由緒正しい神社ということになる。
鳥居をくぐり、境内に向かった。
熊野神社には、樹齢150年、高さ25というもみの木がある。神奈川県の木100選のひとつのようだ。
熊野神社内の桜。
ここから足を延ばして、ふるさと村の外れにある「甲神社」に向かう。「甲」は「かぶと」と読む。御祭神は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)である。
熊野神社と違い、人気はほとんどない。私らがいた間も、参拝に来る人はゼロであった。それでも、よく手入れされてきれいな神社であった。
「居谷戸」。ここも、いずれ水田になるのだろう。
「居谷戸池」。立ち入り禁止の鳥居がある。どんないわれなのかもわからない鳥居である。この池のあたりは袋小路になっていて、迷い込んできてはUターンする車が後を絶たない。住んでいる人にとっては、落ち着かないものと思う。
この池の脇からは、「山田谷戸」へ戻ることができる。そうすれば、ふるさと村をほぼ一周したことになる。ひたすらてくてく歩いて、山の木々や野の花を眺めながら美味しいお昼をいただく、といったゆったりした休日を近場で楽しめる。
また、夏の盛りに訪れたいものだ。
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